5/12/2015

イギリスに生まれて幸せ?

日本のトイレの個室でビデオが流れていてびっくりしました。トイレ自体もただ座って何もしなくても用が足せることを知ってなんだか複雑な気持ちがしました。「ここまで便利になってどうするの?」というのが正直な気持ちです。水がひとりでに流れてきた時は、本当に心臓が止まるほどびっくりして「自分で流したい時に流すから放っておいて!」と叫びたくなりました。

でも、今回はトイレについているビデオを見てドッカーンと大きな衝撃を受けたことがあります。それは‘東京ゼロ’というキャンペーンのビデオです。日本全国のそれぞれの自治体では平均700匹の犬猫が、そして東京だけでも1600匹の犬が殺処分されているということから、殺処分ゼロを目指そうというキャンペーンのビデオです。殺される犬がこんなに多いのに、それでも何故犬の繁殖をしなければいけないのか理解できません。

イギリスには捨てられた犬、虐待に遭った動物を引き取るチャリティ団体が沢山あります。そのひとつひとつはちゃんとした団体です。ですから私は今までイギリスで野良犬、野良猫を見たことはありません。たまに町中でひとりで歩いている犬を見かけると動物愛護団体や、警察に連れて行ったり、通報したりします。そしてそういう犬猫を引き取って飼う人も多くいます。

我が家では2匹の犬を飼っています。以前飼った犬のうちの一匹はかなりひどい虐待に遭った犬でした。来た時は、ちょっとでも私たちが手を動かせば「打たれる!」と思ったのか、猛スピードで逃げて部屋の隅に丸くなっていました。アンバーという名のその犬は、人間をやっと信じ出したと思われる時に病気になって死んでしまいました。ほんの短いお付き合いでしたが、アンバーは私たちの暮らしをより幸せなものにしてくれました。アンバーによって癒されたことも数え切れないくらい多くありました。

私たち夫婦には、犬は家族です。子供たちが巣立ってふたりっきりになった暮らしの中で、犬たちが与えてくれる幸せは計り知れません。私たちが一緒に出掛ける時は近所に住む夫婦に預けます。彼らも犬好きで、我が家の犬たちが来るのをいつも楽しみにしてくれています。先日も、犬たちをブルーベル.ウォークに連れて行ってくれました。その時の写真が沢山送られてきました。







 
 
 
 
 
イギリスに暮らして幸せだったかな?日本で暮らしていた方が幸せだったかな?と、自分に関しては時々考えます。特に最近では大阪で見た桜の事を思い出しては無性に日本が恋しくなります。あのデパ地下の香りを思い出すたびに「今日は日本食を作ろう」などと思ったりします。
 
 
でももし私が犬だったら、そして何かの理由で飼い主と離れてしまった犬であったなら、間違いなく「日本よりイギリスに生まれて幸運だった。」と思うことでしょう。
 
 
殺処分が日常行われている日本で‘東京ゼロ’のキャンペーンを通して活動していらっしゃる方々には頭が下がります。是非是非頑張っていただきたい思います。
 
 
例え飼っている犬猫でも子を産ませるつもりがない場合、去勢手術をさせることは飼い主の義務だと思います。こどもを持つ責任と同じように動物を飼う責任も考えなければいけないでしょう。
 
日本で一日も早く殺処分される動物がいなくなることを切に願っています。それが国際国日本、国際都市東京として認められることの条件の一つと思います。
 


5/09/2015

チャリティ.ウォーク  ‘セント.ジェイムズ界隈の王室御用達店を歩く’

先日のブルーベル.ウォークに引き続き、JRTGA (英国公認日本語ガイド協会)が主催する東日本大震災のための特別チャリティウォークを催行します。今年最後のチャリティウォークとなりますので、是非ご参加ください。





最高人数を10名様とさせていただきますのでお早めにお申し込みください。

催行日: 2015年5月29日 (金)
集合時間:午前9時半
集合場所: St. James’s Parkの地下鉄駅改札口。
料金:10ポンド以上(集まったお金は全てふくしま子供寄附金に寄付されます)。
    当日集金させていただきます。

お申し込みはメールでお願いいたします。
KijimaTivers@aol.com

‘英国王室’、‘王室御用達店になるには?’ などの答えをセント.ジェームズエリアを歩きながら歴史と共に探っていきましょう。



5/06/2015

ロイヤル.ベビー

私が日本から戻って三日目に起こったインドの大地震は世界中に大きなショックを与えました。テレビのニュースで地震の事を知った時は3年前の東日本大地震を思い出し、何とも言えない恐怖を感じました。7000人以上の被害者を出した今回の地震は生存者救出から復興に向けての活動に移りましたが、その中で日本の救助隊は「ネパール政府からの要請がある限り続ける」と発表したそうです。それは例え生存者が見つかる可能性はほとんどゼロに近いものかもしれませんが、家族にとっては正に生命の綱でしょう。どうか一刻も早く、生存者が救出されますように。


インド大地震と、明日に迫ったイギリスの総選挙で毎日のニュースが埋もれていました。先日お客様から「日本を発つ前に‘ウィリアムさんとケイトさんの赤ちゃんの事でイギリスは持ちきりでしょう’と友人たちに言われてきましたがどうでしょう?」と言われて、「そうだ!予定日はそろそろだった!」と思い出しました。赤ちゃんの事をすっかり忘れていました。お世継ぎのジョージが生まれる時はさすがにマスコミも大騒ぎしていましたが、今回のお誕生は他のニュースにかき消されていたように思います。現エリザベス女王の5番目の曾孫に当たり、ジョージの次に王位継承順に名を連ねることになる新しいロイヤル.ベビーなのですが。

そんな中で2日、シャーロット王女が誕生しました。
 

 
 
 
イギリスでは2013年に王位継承法が変わり、男児でも女児でも先に生まれた順番に継承権の順番が決まることになりましたので(ただし2011年10月28日以降に生まれた君主直系の王族のみ)、これからの順番は下記のようになります。
 
 
①チャールズ皇太子(ケンブリッジ公爵)②ウィリアム③ジョージ④シャーロット⑤ハリー王子(ウィリアムの弟)④アンドリュー王子(チャールズの弟でヨーク公爵)⑦ビアトリス王女(アンドリューの長女)⑧ユージー二―王女(アンドリューの次女)⑨エドワード王子(チャールズの弟でウェセックス伯爵)⑩ジェイムズ(エドワードの長男でセヴァーン子爵)⑪ルイーズ(エドワードの長女、ジェイムズの妹でレディ.ルイーズ.ウィンザー)⑫アン王女(現女王の長女でプリンセス.ロイヤル。1950年生まれのために改正後の王位継承法の基準に含まれない)⑬ピーター.フィリップ(アン王女の長男。アン王女の意向でタイトルは持っていない)⑭サヴァナ.フィリップス(ピーターの長女)......


そして数日前に赤ちゃんの名前が発表されました。
 
 
 
 
シャーロット.エリザベス.ダイアナ
 
 
これらの名前は歴史に残るロイヤルファミリーの名前に登場します(シャーロットはジョージ3世のお妃など)。でも今回は、歴史というよりはウィリアムとケイトの個人的な好みで選ばれたように思います。シャーロットは、チャールズ(祖父)の女性名(‘小さなチャールズ’という意味)でエリザベスはもちろん現女王、ダイアナはウィリアムの母名ということからつけられたのでしょう。特に‘ダイアナ’はロイヤルファミリーの名前としては登場したことがなく、ウィリアムの亡き母親にちなんでつけられたことは間違いありません。全てがお二人の人生で最も影響を受けた人たちの名前です。
 
 
伝統、形式にとらわれず、個人的な好みでつけられた名前に納得。近代社会に遅れないようにすることこそ、イギリス王室の継続の鍵と思います。伝統だけに捕らわれない新しいイギリス王室を益々見せつけられた気がします。


さあ、明日はついに総選挙の日。最近テレビは各党首の討論番組から支持者の討論会などでもちきりです。景気、国民医療制度、移民問題、税金......今回ほど結果が全く見えない選挙もないでしょう。保守党も労働党も過半数を取ることは難しいと言われます。再度連立政権が成立される可能性が大ですが、どことどこが一緒になる?スコットランド民族党の勢いが大きく、また無所属等も大きな存在です。


イギリスの経済は徐々に回復に向かっているとはいえ、赤字を埋めるために公共サービスのカットを急激にし過ぎると高額所得者はより裕福に、低額所得者はより貧乏になることは避けられないでしょう。選挙そのものより、どこが政権をとっても、連立政権の下で今後どのような政治が行われていくかが気になります。


明日は一日テレビにかじりつき?



5/04/2015

ブルーバッジによる‘ブルーベルウォーク’

昨日はJRTGA(英国公認日本語ガイド協会)が主催する東日本大震災のためのチャリティツアーをしました。今回は‘ブルーベルウォーク’です。参加者は3名。最高15名までと告知しましたが、イギリスでは3連休とあってミニホリデーに出かける方が多く、キャンセルが相次ぎました。

でも一名から催行するつもりでいましたので、3人でももちろん大歓迎。集合場所のWendover駅で日本人を探すのはごく簡単。全員にこちらから声をかけてすぐに出発。おしゃべりしながらの楽しいウォーキングとなりました。

まずはスパニッシュブルーベルの混血を見ていただきながらイングリッシュブルーベルとの違いを知っていただいて。
 
 
 
 
街を抜け、どんどん田舎道に入って行きます。ブナの木の新緑が鮮やかな薄緑色の世界を目指して。
 
 
 
 
ヴューポイントからの絶景。
 
 
 
 
大きな木が生い茂る古代の森に群集して咲くブルーベル。そこまで行く途中のウォーキングも気持ちよく。
 
 
 
 
やっとブルーベルが見えてきました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
次から次へと見えてくるブルーベルに、皆さん感動! 早速写真撮影開始です。
 
 
 
 
 
 
 
ウーン、なかなか本当の色が出ないー。範囲を広げると余計薄い色になってしまいます。
 
 
 
 
青のカーペットの中にたまに見られる他のワイルドフラワーも見とれる程美しく。
 
 
 
 
グレイター.スティッチワートの完璧な白い花びら。
 
 
 
 
 
 
ウッドソレルの花は葉っぱをサラダや、ソースに使用します。レモンのような酸っぱさがあってつまんでおやつにしながらウォーキングです。ビタミンCを補給しながら?
 
 
 
 
 
 
ランチのことも忘れ、あまりに長い時間ブルーベルの中に埋まっていたので気が付いたらなんと2時半近く。カフェのある場所に着いた途端に豪雨です!こんなにすごい雨はイギリスでは珍しいほど。ウォーキングの途中でバーベキューをしていた人たち。「あの人たち、どうしているかしら?」と皆で心配しました。大きな木の下にすっぽり入れば、そんなに濡れもしないで大丈夫だったかも?
 
 
 
 
 
 
ちょっと雨宿りしてから持ってきたランチを皆でおいしくいただきました。その後は下り坂。真っ青な空が顔を出し、再び実に気持ちの良いウォーキングとなりました。Wendoverの町までは今度は違うルートを行きます。途中、更にヒメリンゴ、カウスリップ、プリムローズなどの花を楽しみながら。
 
 
 
 
 
 
家と家の間、こんなところにも道が。これもパブリック.フットパスになっていますから堂々と歩いても大丈夫。
 
 
 
 
 
こうして町に戻ったのはなんと5時!このまま帰るのはもったいないと皆でレッド.ライオンのパブの庭でビールを飲みながらおしゃべりです。6時間前に初めて出あったひとたちと、もう何年もお付き合いしているかのように親しくおしゃべりに花が咲きました。
 
 
 
私がご案内するチャリティウォークは、今後もう一度企画しています。そろそろ日にちが決まるころですので興味のある方はJRTGAのサイトをご覧ください。http://www.jrtga.com/
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 




5/02/2015

コッツウォルズに色が戻ってきました。

私のドライバーガイドとしての仕事の80%はコッツウォルズへのご案内です。コッツウォルズへ公共交通を利用して行く場合はロンドンから列車で行き、そこからバスで各地を周るのですが、バスも頻繁に運行しているわけではなく、また週末は運休といったところもあるために日本からいらっしゃる方はツアーにジョインするか、レンタカーで周るかのどちらかが多いようです。

私の場合はほとんどのケースがお客様が滞在されているロンドンのホテルに車でお迎えに行き、そこからスタート。まずお客様のご希望をお聞きします。行きたいところ、ご興味など。またランチはパブ?ティーショップ?マナーハウス?など、どのような場所をお好みかをチェックするのも大事なポイントです。(そろそろアスパラが出始めています。コッツウォルズはアスパラの産地。昨日はアスパラガスのスープを召し上がっていただきました。)

訪問場所も、お客様によっては「まずはハイライトを」と言う方もいらっしゃれば、時には「ガイドブックに載っていないようなところを」という方もいらっしゃいます。その他、「アンティークショップも行ってみたい。」「ちょっとしたウォーキングもしてみたい。」「完全におまかせ」など色々です。

コッツウォルズといえばロンドン近郊の村と思っている方が多いのですが、それは美しい景観を持つ州がいくつか含まれている地域のことで、広さは東京と同じくらい。その中に200もの村が点在しています。距離ですが、例えばChipping Campdenのように北にある村だと、ロンドンから150キロも離れていますので直行しても2~2時間半くらいかかります。ですから一日のうちに北から南のコッツウォルズの町や村を周ることは不可能です。

さて、昨日は日本から帰ってからの初仕事。 母娘さんを中部コッツウォルズにご案内しました。母娘旅というのが最近増えています。父息子もあってもいいとは思うのですが、残念ながら今まで一度だけしかありませんでした。もちろん家族旅行は何度もご案内はしていますが、やはりお仕事のせいかお父様は留守番が多いようです。またご高齢のお父様を娘さんがお連れするといったケースもありました。

私がご案内する方たちの旅のタイプとしては、ご自分で全て手配される方と、航空券とホテルのみが含まれたパッケージでいらっしゃる方が一般的です。その中で一日から三日くらい、私がドライバーガイドとしてご案内するといったケースが多いのですが、パッケージツアーでいらっしゃってフリーの日に個人的に郊外に行きたいという方をご案内もすることもあります。

もう一か月以上もご無沙汰のコッツウォルズでしたが、3月はまだ冬の色だったのが昨日はパーッと色が戻ってきたように感じました。

 
まずは今の時期は菜の花畑の黄色が眩しいくらい鮮やかです。ちょっと車を停めて写真撮影。
 
 
 
 






 
 
バイブリーのお庭が綺麗な民家。ここのおじさんのご自慢の庭です。いつだったか日本にいた時にテレビにこのおじさんが出ていました。そろそろおじさんの忙しくなる時期です。
 
 
 
 
 
 
バイブリーの川の水はこの日、とても澄んでいてマスが泳いでいるのがはっきり見えました。
 
 
 
 
 
 
珍しい黒鳥も。
 
 
 
 
 
 
他の村にも色の到来。ヒメリンゴの花は桃色のつぼみがちょっと咲きかけて。
 
 
 
 
 
 
ローズマリーの花もコッツウォルドストーンの家によくマッチしています。
 
 
 
 
 
 
「せっかくこの時期にいらっしゃったのですから是非ブルーベルの森にご案内しましょう。」と、お誘いしたところはコッツウォルズからロンドンに戻る途中のチルタン地域です。日本ではあまり知られていない地域ですが、コッツウォルズとはまた違った美しさがあって私は大好きです。よく個人的にも訪れるところ。
 
 
ああ、やっぱりイングリッシュブルーベルの色が出ない!お客様も携帯、カメラと色々試していらっしゃいましたが、やっぱりだめです。本当はもっともっと濃い色です。
 
 
 
 
 
 
これからの時期、益々鮮やかな花の色で埋め尽くされることでしょう。6月にはバラが咲き、その頃はイギリス中が、まるでこの世にある色が全て引っ張り出されたように埋め尽くされます。でも私はいまの時期の落ち着いた色の世界も好きです。
 
 
明日はチャリティツアーでブルーベルウォークを行います。連休(イギリスでは今日から3連休)のためミニ旅行に行く方が多いようで、「残念ながら行けません」というメールも数件いただきました。まだまだスペースがありますから明日予定の無い方は是非ご参加ください。明日は(あまり信用できないイギリスの天気予報によれば)快晴、気温も暖かくブルーベルウォークには絶好の日になりそうです。
 
 
おひとりから催行しますので、当日参加でもけっこうです。その際は朝にでもご連絡ください。Wendover駅に11時15分集合です。お弁当を持ってきてくださってもいいですし、ブルーベルの咲いている近くにカフェもあります。
 
 
 
 
 
 



4/30/2015

‘人生も悪くないもんだ’ と感じる時。

ここ数年、年のせいか自分でボヤキが多くなってきたように思います。家の近くの道路にゴミが落ちていると、「昔はこんなものを道端に捨てる人はいなかったのに。」とか、お店で異常に高い値札を見ると「誰かがどこかでとんでもなく儲けている証拠」とか。究極は「なんで一日は24時間しかないの!」と、バカみたいなボヤキです。

でも本当はそうではなくて、実は‘人の世も捨てたものではない’と思うこともあるんですよ。日本から帰ってまだ一週間も経っていないのに、一日のうちにそう思えることが3件あった日もあります。

まず一件目。お財布に入っていた日本円をポンドの紙幣に変え、クレジットカード、免許証も全てイギリスで使うものと取り替えてさあ買い物。スーパーのウェイトローズで食料を買って支払いの時点でお財布がない!車に乗る時は確かにあったのに。さあ、パニックです。車からスーパー内でまわった足どりを辿ったのですがない! クレジットカードをストップしなくては!

「あれっ?携帯もない。家に忘れてきた!」ウェイトローズで電話を借りようとカスタマーサービスへ。そうしたらなんとそこの人が手にしているものは正に私のグリーンのお財布ではありませんか!

「落とされたようですね。お客様が見つけてすぐにここに届けてくれました。」

日本ならあり得ることですが、イギリスでこういうことがあるなんて!‘Today is my lucky day !!!’と
何度も独り言を言いながら帰宅。見知らぬ親切な人に感謝しながら。

そして同じ日、ミュージカルに行きました。少し早目にロンドンに出たのでロンドン博物館に寄りました(Museum of London)。ここはロンドンという町がローマ人によって2000年前に作られるずっと前の先史時代から今までの歴史をたどっているおもしろい博物館です。(つい一か月ほど前、2021年にスミスフィールドに移転が決定)







街のど真ん中にある博物館の正面の庭で、目の覚めるような鮮やかな緑の芝生を見た時の気持ち。「ああ、こんなところに庭を作ってくれてありがとう。おかげでここまでの地下鉄の中での疲労が一気に回復しました。」








マロニエの花が咲き始めました。
 




そしてミュージカル。友人と待ち合わせるために劇場の椅子に座って本を読んでいた時の事。隣にはちょっと怖そうな顔つきのお兄さんが携帯の上で素早く指を動かしながら何やらやっています。そこしか座るところがなかったので仕方なく座ったのですが。なんとなく鼻がモジョモジョしてついにクッシャン!とやってしまいました。その瞬間、「お大事に!(Bless you!)」と実に爽やかな笑顔で言ってくれたのは隣のお兄さんでした。

人は見かけで判断してはいけません。その時に思ったこと。「人間って、悪くないな」 ‘Thank you’ だけしか言わなかったけれど、本当はもっと話したい気持ち。「あなたの一言が私をとてもハッピーにしてくれたんですよ。」くらいは言いたかったなー。‘ Bless you.(*下記をご覧ください。)’はくしゃみをすれば知らない人でもかけてくれる言葉ですが、あのお兄さんの口から出たことで感激したのは言うまでもありません。

一日のうちに3回も人間を見直す機会に恵まれました。本当にラッキーな一日だったと思います。



*Bless you.  お大事に。........1665年に疫病が流行った時にその症状のひとつがくしゃみ
                       だったことからきたという説があります。
                       God bless you.(神のお恵みがありますように)

 子供の動揺に Ring-a-ring o' roses というのがあります。これを読むとわかりますが疫病の症状はまず皮膚に赤い斑点が出きます。そして病気から発する臭いを消したり、病気を遠ざけるためにポケットにハーブを持ち歩きました。その次にハックション、ハックション a-tishoo, a-tishooとくしゃみが出ると死んでしまうという歌です。 We all fall down. 

   
Ring-a-ring o' roses,
A pocket full of posies,
A-tishoo! A-tishoo!
We all fall down.[2]

4/27/2015

日本は桜、イギリスはリンゴの花。

今年は我が家の庭のリンゴは豊作が期待出来そうです。この沢山の花をご覧ください!イギリスではこの時期、あちこちで「ブロッサム.ウォーク」なるものがおこなわれていますが、それは桜ではなく、リンゴの花を見るためのウォーキングです。日本のお花見は食べながら、イギリスでは歩きながらリンゴの花を観る......おもしろいですね。






 
 
 
ルビーと違って外に出ることが大好きなジャスパーですが、花よりリ.ン.ゴがいいみたい。
 
 
 
 
 
 
さて、今回の帰国ではJALを利用しました。 しばらくぶりのJALでしたが偶然にも機内誌であるSKYWARDの4月号は今年1月の取材時に私がコーディネートをさせていただいた特集が載っていました。
表紙になっているのはフォートナム&メイソンの横の入り口のドアマンです。
 
 
 

 
 
 
今回は王室御用達の特集でした。王室御用達に関しては過去にも取材やインタビューを何度もさせて頂いていますが、毎回新しい情報が入ります。今回初めて取材する帽子職人のレイチェル.トレヴァー.モーガンは2014年に認可された新しい御用達店です。お店と言うよりは個人のお宅を訪れるような、そんなところでした。
 
英国御用達店は全部で800店以上あり王室御用達協会が管理していますが、5年ごとに見直しが検討されるという厳しい制度があります。王室のどなたがご贔屓にしているかによって(女王、フィリップ殿下、チャールズ皇太子)、その方の紋章を掲げてビジネスをすることが許されています。(中にはBootsのように返って高級感を出したくないという理由で店頭に紋章が見られないお店もありますし、ハロッズ、リリーホワイトのように王室御用達と思われていても実際にそうではないところもあります。)
 
 
 
 
 
また、昨年暮れに出版された(丸善出版)‘イギリス文化事典’ も日本で入手。ここでは私は「ナショナル.トラスト」「イングリッシュ.ヘリテージ」「カントリーハウス」に関して執筆させていただきました。
 
 
 
 
 
こちらのほうは、値段が20.000円(+税)と、高めですが、「イギリスの事ならこの一冊あればほとんどのことがわかる」というシロモノ。800頁以上の中に政治、歴史、アート、教育、思想、王室から日英関係に至るまでが詳しく書かれています。
 
私の本業は観光ガイドですが、取材コーディネートや執筆をすることでガイドに役立つ情報を多く手に入れることができます。