4/06/2018

お知らせ


大切なお知らせを忘れていました!

昨年の12月、雑誌RSVPと共同でクリスマスツアーを企画し大成功をおさめましたので、今年も2弾目としてスコットランド周遊ツアーを6月に企画しました。エジンバラやグラスゴー他を訪れますが、ハリーポッターファンのためにはグレン・フィナンでジャコバイト号が通った陸橋を下から見学したり、ウィスキー好きの方には蒸留所の見学、お茶好きには歴史あるホテルインヴァーロッヒー・カッスルホテルでのアフタヌーンティなど盛りだくさんです。

 スコットランド周遊ツアー


カルチャーツーリズムUKが企画に関わるツアーの多くは現地発着ですのでイギリスでのご滞在期間は自由にできますが、 もし日本からの航空券の購入などでアドバイスを求める方へは日本のRSVP誌が対応してくれます。4泊5日の短い旅ですが内容の濃いツアーですので是非お勧めです。すでに催行が決まていますが、お席にはまだ余裕がありますので興味のある方はどうぞ。

http://culturetourismuk.com/tour/1425.html

もう一件お知らせです。

昨年7月にJALの機内誌AGORAの特集取材のコーディネートをさせていただきました。その記事が今月のAGORAに載ります。内容は新しいガーデンスタイルで人気を集めだしたメドウです。戦後イギリスでは98%のメドウが消えてしまい、野生の花々を見かけることが少なくなりました。それがハチの減少などの理由により最近見直され、新しいガーデンスタイルになっています。メドウとオリンピックがどういう関係にあるのか、一般の人のガーデニングにどのように影響しているのかなど興味深い内容ですので、是非多くの方々に読んでいただきたいと思います。


 
 
 
 
 

4/05/2018

春が来てくれましたっ!

私の好きな詩のひとつにワーズワースの「わが妹に」というのがあります。

   わが妹よ
   こい願わくは
   朝げはもはやすみし故、
   急いで、朝の仕事を捨てて、
   来たって、春の陽を浴びよ。
        ・
        ・
        ・
   書物をもつのは止めにして、
   今日一日を、のんびり暮らそう。
        ・
        ・
        ・
   この片時の与えるものは、
   苦労な究理の幾年にもまさる。
   われらが心は春の霊を
   隅々にまで吸い込もう。
        ・
        ・

正に今朝の私の心境です。驚くほど長く、暗い冬がやっと終わった気がします。寒くても、暗くても普段はそんなに気にならず、それなりに楽しく一日を過ごしてきたのですが、今年だけは違いました。イギリス人の多くが、そういうイギリスの冬に見切りをつけて暖かい国に移住していく人を見て、「それでもまだ美しいイギリス」を信じている私にとっては??という気持ちでした。

ところが今年は流石の私も気が滅入ってしまう手前でした。イースターがやってきたのに、雪が降っているところもあり、太陽はイギリスを見放したか!と思うくらい。なるべくテレビでアフリカやオーストラリア付近の自然動植物の番組を見ながら自分をそこに置いて気を紛らせていました。

そして今日。なんと朝から雲一つない晴天です。これは家にいるのはもったいないと、ワーズワースの詩ではありませんが「今日自然から与えられたものを大いに楽しもう!これ以上に今しなければいけないことなんてないっ!」という気持ちになって野生の花を見に行くことにしました。お目当てはsnake's-head fritillariesです。お花のくせにチェックの模様をしたこの植物は辞書ではアミガサユリと言ってユリ科バイモ属のものだそうです。

せっかく車で1時間かけて行ったのに、咲いていません。野生動植物協会に電話したところ、今年は寒い日が続いて開花が遅れているとか。

すごくがっかりしましたがせっかくきたのだからと、帰り道は急がず時々車を停めてできるだけたくさん春を感じることにしました。写真を見ながら皆さんもイギリスの春に触れていただければ嬉しいです。































これを書いているときにお隣のロジャーさんが自分のアロットメントでさっき取れたばかりの今年初めてのルバーブを持ってきてくれました!これからルバーブクランブルを作ろうと思います。




急にやってきた春に少し戸惑いながらも体中で新しい季節を感じています。

4/02/2018

エイプリルフールに騙されました!

イギリス人にジョークは欠かせません。お葬式のスピーチでさえジョークがつきものという話は以前にしました。

もちろんエイプリルフールはこの国では祝日ではありませんがあちこちでジョークが飛び交う日です。国営放送のBBCでもこの日は本気でウソを言うので、4月1日は予期しないことが報道されると「ホントかな?」と思ったりもします。

 1957年 には「今年はスパゲティの木にとって良い天候が続いたのでスイスのスパゲティ農場はスパゲティが豊作」と報道したところ、世界中から「是非その木を買いたい」とBBCに連絡したそうです。

http://news.bbc.co.uk/onthisday/hi/dates/stories/april/1/newsid_2819000/2819261.stm


https://www.youtube.com/watch?v=tVo_wkxH9dU



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 また、やはりBBCが1980年に報道した「ビッグベンがデジタルに」の報道では時計の針は必要なくなるので、最初に連絡をした4人にプレゼントする旨を伝えたところ、日本からの応募もあったとか。
  

 そして今年。なんとナショナルトラストがひと騒動を起こしました。犬は人間の何十倍の嗅覚を持っていて、初期のガン患者を発見するのに役立っているという話は有名ですが、今度はその嗅覚でナショナルトラスト所有の名画が本物かどうか見極めるというニュースがナショナルトラストのウェブサイトで発表されました。ナショナルトラストはすでに一匹を雇い、現在もう一匹を訓練中ということです。

どうして本物かどうかがわかるかと言いますとそれは使っている絵の具に理由があるようです。画家は同じ絵の具を他の絵にも使うことが多く、しかも絵の具も年代によって材料などが変わるので、微妙な匂いが犬にはわかるらしいのです。


私たちは、これをドライバーガイドをしている友人のヒューから受け取りました。そして「素晴らしい!やっぱり犬は人間より賢いなー」と本気で思ったのでした。 皆さんも下記のサイトを見れば、あまりに説得性があってエイプリルフールだったことなんかすっかり頭から消えるでしょう。

https://www.nationaltrust.org.uk/features/meet-our-curatorial-sniffer-dogs

ヒューは今日もまた多分アメリカ人のお客様をストーンヘンジかどこかへ案内していることでしょう。ナショナルトラストのエイプリルフールのサイトに騙されたひとたちの顔を思い浮かべながら。




3/31/2018

機関車トーマスのイベント

昨日からイースターホリデーに入りました。金曜のキリストの磔刑に始まり、日曜の復活、月曜のバンクホリデーまでの期間です。例年ですと「春」の兆しが見え始め、気分もルンルンといったところでしょうが、今年は寒い!まだまだ厚めのコートが離せません。

さて、イギリスでは祝日はあちこちでいろいろなイベントが行われます。そこで昨日は我が家から車で20分ほどのバッキンガムシャー・レイルウェイ・センターの「機関車トーマス」のイベントに行ってきました!

1945年、鉄道マニアであったウィルバート・オードリー牧師によって書かれたオリジナルは「汽車シリーズ」というタイトルで、オードリー牧師ができる限り本物に忠実にという条件のもとに1984年、模型と人形を使ってテレビ化されたおかげで大人も十分楽しめるテレビ番組となりました。それは架空のソドー島のソドー鉄道で働く機関車とそれにかかわる人々を描いた作品です。


交通の歴史に大切な場所に与えられた85の‛レッド・ウィール’のひとつが、ここバッキンガムシャー・レイルウェイ・センター’にも。 




機関車トーマスは仲間のパーシーと共に乗客を乗せて走ります。 




 館内では修理が完成した機関車や車両が並びます。

















子供たちの遊び場も鉄道のおもちゃが。 







 ミニチュアの列車には長い列ができていました。













倉庫に沢山残るエンジンや車両は修理を待ってる?






1900年初めの王室のお召し列車の車両も。








あまりの寒さにランチを食べて帰ってきましたが、お天気が良ければたっぷり一日中楽しめそうなイベントでした。


3/21/2018

2018年 ダルメイン・マーマレードアワード&フェスティヴァル

カンブリア地方(湖水地方もそのうちのひとつ)のダルメインの館で行われた ' 2018 The Marmalade Awards & Festival  2018年マーマレードアワード&フェスティヴァル' に今年も林敦子さんと一緒に行ってきました。





今年は、アワードセレモニーに先駆けて私は2月に審査をさせていただいたので審査終了の時点ですでに日本の方がダブルゴールド(金賞の中の金賞。つまりそのカテゴリーの最優秀賞)を獲得されたことは知っていましたが、それは3月16日のアワードセレモニーまでは絶対に公言することはできないために、家族にも、友人にも内緒。苦しかったです。その間に日本のジャーナリスト、旅行業関係の仲間とは会う機会が多く、皆さん「今年のマーマレードアワードはどうだった?」と興味津々。ガイドと言う職業柄しゃべることが人生最大の使命(?)と思っている身としては正に忍耐の日々でした。

まず審査をした直後にダルメインからダブルゴールドを獲得された日本の方に電話連絡。その後ゴールド受賞者のダルメイン、フォートナム&メイソンでの販売に関するお手伝いなどをしていました。

そして16日、長年のお客様である林敦子さんと列車でロンドンからカンブリア 地方のペンリスの町に向かいました。2月に審査のためにダルメインに行った時も雪、そして今回も大雪の警報が出て、どうなることかと心配しましたが、まずは初日のアワードセレモニーに出席できました。

林敦子さんは今年はゴールドを4個獲得されました。審査をした時にわかったのですが、彼女は他のカテゴリーでイギリス人のダブルゴールド受賞者と接戦をしたのでした。




ダブルゴールドを獲得されたニノズコンフィチュールの二宮さん。




皇居前に建つ駐日英国大使館は有名ですが、大使公邸シェフの吉田さんはその広い敷地で採れた柑橘果物を使って作った特別のマーマレードで、見事ダブルゴールドを獲得されました。





 そのほか、今年は日本からの出品者が特に多く、アワードセレモニーでも多くの方々とお会いしました。本当はもっともっと皆さんとお話ししたかったのですが、時間がなくて残念。

到着した16日はアワードセレモニーが始まるまでの間は林さんは着物の着付けに忙しく、私はひとりでペンリスの町を歩いてきました。町全てがマーマレード色です。

「3月17日は町はフェスティヴァルのために町全体がオレンジ色になり、ここから車は入れなくなります。」という看板。



ペンリスのお店のウィンドウもマーマレード色のディスプレイが。
















来年の日本マーマレード大会の開催地八幡浜市からは市長さんや市議会議長さんが出席してアワードセレモニーで英語のスピーチをされました。イギリスではスピーチにジョークを入れるのは当たり前。彼らのスピーチにも時々楽しい笑いの声が。これから日本とダルメインが深くお付き合いをしていくことが何よりうれしいことです。

フェスティヴァル当日の夜はグレイストークという11世紀にノルマン人によって建てられたお城でチャリティ・ガラが行われました。感激したのは、カナッペから始まり、最後のデザートまでヴィーガン用の食事が用意されていたことです。ダルメインの方から出席者それぞれの食事情がちゃんとお城に伝わっていたのです!

寒波の中、お城でパーティ?と私は万が一のために暖かい替えも一式用意していきましたが、まるで巨大な焚火のように燃える暖炉のせいでしょうか?寒さは感じませんでした。不思議不思議。通常はお城は本当に本当に寒いものなのです。




来年5月に愛媛県八幡浜市で行われる ダルメインのシスターイベントには沢山の方々に参加していただきたいですね。






3/15/2018

イギリス国籍を取得するためのテストに挑戦してみましょう。

年々イギリス国籍を取得することは難しくなってきていますが、イギリスの事をどのくらい知っているかのテストがあるのをご存知でしたか?

以前はイギリス国籍を持っている人と結婚するだけで国籍が取得できました。(ただし、日本は二重国籍を認めていないために英国籍か日本国籍かの選択をしなければなりません。)
今は、結婚と同時に国籍もくっついてくるわけではありません。さまざまな手続きがあることは当然ですが英語力が必要なだけではなく、イギリスについてどれだけ知っているかなどのテストもあるのです。受験者の93%が不合格ともいわれています。

息子のお嫁さんはアメリカ人なので、結婚してからそのテストを受けました。試験の前は受験勉強をしていたのを覚えています。

下記は現在のイギリスパスポートですが、EUからの離脱でパスポートも変わるそうです。たしか新しいのは紺色と記憶していますが・・・





そこで、皆さんも下記のサイトに載っていた模擬試験のようなものを試してみては?本試験の合格点は75%です。テスト後に取得%が出ますので遊びにやってみてください。トンチがかったものもあるので気を付けて。

https://offbeat.topix.com/quiz/6260?cvar=t1%3Ai-6r5-S5THTP1IR60BNOCN&tpx_term=55EMNDSL623C1P20&utm_campaign=6260-uk&utm_source=msn



3/14/2018

ブレッチリー・パーク・・・・・・政府暗号解読秘密センター

第二次世界大戦中、主にドイツの暗号解読秘密センターが使っていたブレッチリー・パークに日本から来た友人と行ってきました。パークという名前から「公園」を想像する方が多いでしょう。でもそれは名前だけ。それまであった立派な館が壊された後1877年土地を買ったセッカムという人の時代に名前がブレッチリー・パークとなったようです。多分それは、とてつもなく広い敷地(580エーカー=71万坪)の故でしょう。




ドイツの暗号機エニグマの解読を行うためにボム(Bombe)の開発(41歳で謎の死を遂げた天才数学者アラン・チューリングが開発。)に成功した場所で、最高1万人以上が働いていたにも関わらず秘密活動をしていたところです。

エニグマの暗号組み立ては159,000,000,000,000,000,000の方法あると言われ、Unbreakable(解読不可)と言われていたものです。

ブレッチリー・パークに到着後、思ったより高い入場料を支払った際に「この切符は一年有効ですからいつでもきてください。」と言われ、日本からきた友人は「そう言われても簡単に来ることはできないなー。」と。

でも中に入って納得。これは一日ではとても見切れませんし、どんどん新しい展示などが加わっている様子です。二日あっても足りないみたい。




ベネディクト・カンバーバッチ主演の「イミテーション・ゲーム」やケイト・ウィンスレット主演の「エニグマ」の映画にもなったブレッチリー・パークはできればツアー(無料)に参加してください。ガイドブックに書かれていないおもしろいお話もしてくれました。(「イミテーションゲーム」は特に素晴らしく、カンバーバッチの演技に心打たれました)























ブレッチリー・パークでは特に日本の暗号解読も試みられました。展示室ではその時の様子も理解できます。解読した人は数週間で日本語をマスターした?と、確か書かれていた気がします。非人間的な頭脳を持った人たちがイギリス中からリクルートされて集まった正にイギリスの頭脳の中心部という感じです。

エニグマの解読に成功した事実は第二次世界大戦の期間を少なくとも2年は縮小したと言われますがその反面、大空襲が行われ大きな被害を受けたコヴェントリーの町では暗号の解読に成功したにも関わらず、それをドイツ軍に知らせないように隠しておいた当時の総理大臣チャーチルの決断に不満の声もあります。

また暗号解読の功績は、イギリスではなくまずポーランドにあるし、アメリカがコンピューターを初めて開発したのも誤り、イギリスではすでに戦時中に最初の電子コンピューターがブレッチリーで作られている・・・・・などおもしろい発見が色々あります。

4時間の訪問ではとても見切れませんでした。でもブレッチリー・パーク自ら4月にはブルーバッジガイドのための特別ファミリアライゼーションを企画してくれたので、参加を楽しみにしています。数学、コンピューターに関しては全く知識のない(興味もない)私でさえ充実した時間を過ごしましたので、きっと皆さんにも良い一日となるでしょう。

昨日、英国が生んだ「車いすの天才科学者」「アインシュタインの再来」などと言われ、‛ ブラックホール’や宇宙に関する発表でも知られる理論物理学者のスティーヴン・ホーキング博士が亡くなりました。科学に直接は関係のないことでも彼の発言には注目する人が多く、安楽死についてもこう語っています。「個人が希望するなら安楽死の権利は認めるべき。ただ個人的には残念に思う。どんなに人生がつらくてもその人にできることは必ずあるし、成功する。生きている事実がある限り、希望もある。」

ブレッチリー・パーク  https://www.bletchleypark.org.uk/