7/13/2018

ツアー中でのヴィーガンの食事。 その2


昨日に続きヴィーガン食第2弾です。

ヴィーガン料理と言っても、普通のレストランと同じく超お得なカジュアルレストランからミシュラン星の高級レストランまで色々です。

高級レストランでお食事をする場合は、たいていは予め言っておけば特別メニューを考えて提供してくれます。コッツウォルズにあるLords of the Manorのヘッドシェフは、ご自分はヴィーガンではありませんが奥様がヴィーガンということでとても美味しい料理を提供してくれます。

そして今回はバースの近くにあるラックナムパーク・ホテルです。

前菜










メインはニョッキをアレンジしたもの。




そしてデザート。









カルコットマナーホテルの中にあるパブではヴィーガン用のメニューが別に用意されています。


 


でも暑い日のランチはサラダに限ります。ドレッシングがおいしければ言うことなしです。





夜は軽めに。旬のアスパラガス。地元で採れたてです。





食べるスコーンには関係ないスクーン宮殿では通常一般公開していない古いキッチンでヴィーガンのケーキをいただきました。













ヴィーガン用の朝食も 多くなってきました。特別なものを注文しなくてもイングリッシュブレックファーストのベイクト・ビーンズ、マッシュルーム、トマトはほとんど全てヴィーガンです。

バースのBBでは沢山のほうれん草をソテーして添えてくれました。




 イングランド1古い(1220年)と言われるマルムズブリーのオールドベル・ホテルではオリジナルのヴィーガンの朝食がメニューにありました。その中からお豆腐で作ったスクランブル・エッグとメキシコ風お豆のシチューを。朝から贅沢させていただきました。












湖水地方のシャロウ・ベイホテルではランチをフルコ-スでいただきました。
 









湖水地方で泊まったホテルは小さなホテル。フル・イングリッシュブレックファーストは通常まず冷たいものから。




ヴィーガン用には豆乳と植物性バターを用意してくれています。私のシリアル。




 暖かいものはヴィーガン用ソーセージ。ヴィーガン用のものは、大豆でできているもの(ほとんど冷凍)、昔からあるグランモーガン・ソーセージ(じゃがいもと野菜。ほとんど冷凍)とがあります。後者はウェールズではすでに1850年の記録が残っていますが、野菜中心になったのは第2次大戦後です。私はホテルに泊まる際は、習慣で朝は大豆のソーセージをいただきます。これは我が家では夕食に時々食べるもの。(右にある扇型のものはポテトスコーン。スコットランドの朝食に時々見かけます)




ヴィーガン用のグラノラバーを用意してくれているホテルもありました。Alproとはアーモンドミルク、オートミルク、ライスミルク、ヘイゼルナッツミルク等や豆乳ヨーグルト、デザート、カスタードなど植物性の乳製品だけを扱っているブランド名です。




ヴィーガン用のシリアル、グラノラ。







 今回意外だったのは、ヨークのベティズ。ヴィーガン用の料理がヨークで2件あるベティスの両方ともほとんどありません。サラダでもドレッシングはヴィーガンではないので、オリーブオイルとお塩でいただきました。家で食べる普通のサラダとなんら変わりません。





気の毒に思われたのか、優しいウェイトレスが「シェフに頼んでシナモントーストを植物性バターで作ってもらいましょう。」 と。





 
ヨークではヴィーガンレストランのEl Pianoでヴィーガン料理を習いました。他にもたくさんヴィーガン食を試すところがあると思っていましたが・・・・


でも、レッスンの合間にEl Pianoでいただいたランチは抜群でした。これ3人分ですよ。あまりのおいしさに最後にはほとんどすっかりなくなっていました。






それで夕食もここで。ハンバーガー。




デザートのティラミス。



ツアーでのヴィーガン食体験のブログはこれで終わりますが、今回もベティズ以外は何の心配、ためらいもなしにヴィーガン食を楽しむことができました。

今イギリスでは急速にヴィーガン人口が増えています。美容と健康のためもありますが、多くは地球環境、倫理上の理由でヴィーガンになる人たちです。現在人口の7%が自称ヴィーガンと言われています。地球上のすべての車や飛行機より家畜が空気、水路を汚染していることをもっと真剣に考える必要があります。そして同時に動物を殺さずに生きることが当たり前の世の中がいつか訪れると信じています。

そして旅に関しても、これからはもっともっとヴィーガンに優しいツーリズムが可能になることでしょう。日本からイギリスにいらっしゃる方々も一度は経験と思ってヴィーガン食を召し上がってください。

ツアーから戻って友人と共にヴィーガンティータイムをしました。スコーンは日本でティーショップを経営しているスコーン大家が作ってくれました。スコーン、イートンメスともに(もちろん生クリームもメレンゲも)完ぺきヴィーガンのティータイムでした。お天気も良く、心も体も気持ちの良いティータイムを楽しむことができました。





7/12/2018

ツアー中でのヴィーガンの食事。その1

最近はどこのレストランに行ってもグルテンフリーやヴェジタリアン、ヴィーガン用の食事、お茶菓子が用意されています。以前は予め予約時にヴィーガン用の食事ができるかどうか確かめなければならなかったのですが、今は行き当たりばったりでもほとんどOKです。メニューの選択は限られてはいるものの、家では食べられない珍しいヴィーガン食を提供してくれるだけでハッピー。そして美味しければちゃっかりレシピを盗んで、家に帰ってから同じようなものを作ったりもします。

先日久しぶりにミュージカルを見に行く途中で餃子専門店で食事しました。餃子と言っても和でもなし、中華でも無し。正にフュージョン・クイズィーンといったところ。

ここではヴェジタリアン用盛り合わせ、ヴィーガン用盛り合わせがメニューに載っていましたが、私はアラカルトで。息子のお嫁さんはヴェジタリアンの盛り合わせを。

なかなかのお味。




餃子がメインでナスの天ぷら、紫キャベツとピーナッツのサラダ、パイナップルのサルサは付け合わせ?ナスの天ぷらは天ぷらと言うよりは「フライドチキンならず、フライドナス」といったところ。これがまた美味しくて「お代わりくださーい」と二つも瞬く間にボールがからっぽ。





デザートは全てヴェジタリアン。No thank you という私にウェイトレスが「あなたはヴィーガンなんでしょう?でしたらストロベリーのダンプリンにクリーム無しでお出ししましょうか?」と。もちろんお願いします!と答えました。これは甘すぎ!餃子の中のジャムはいらなかった?



餃子のことをこちらではダンプリンDumplingと言います。このレストランの名はUgly Dumpling。「みにくいアヒルの子Ugly Duckling」にかけて Ugly Dumplingとしたのだと思います。

カジュアルなレストランにしては珍しく食後に「ご満足いただけましたか?」と聞かれたので、「デザート以外は全て美味しかったです。」と。特に気に入ったお店だから、気に入らないところもおしえてあげるのが親切・・・・・・というのが私のポリシー。

さてヴィーガンにとってはツアーは無理と思われるかもしれませんが、現にご案内する私が全く問題にしていないことを理解していただきたくて、今日は6月のそれぞれのツアーで出会ったヴィーガン食、ケーキなど一部をご紹介します。私はヴィーガンの選択が全くない場合はヴェジタリアン用のメニュー(卵、乳製品を含む)を選びますが、そういう場合は稀です。でもどんな場合でもお肉、お魚はいただきません。

まずはエジンバラにあるバルモラルホテルでいただいたアフタヌーンティです。























パブでいただいたサラダ。ドレッシングもオリジナルでとても美味しかったです。



Inverlochy Castleでいただいたアフタヌーンティ。





明日は、ツアーで出会ったヴィーガン食の「その2」をお届けします。

7/08/2018

スコットランド

英国関連専門雑誌のRSVPとはそれ以前の「英国特集」誌からのお付き合いですが、今まで企画ツアーで部分的にご案内をさせていただいたことはありましたが、通しでツアー全体をご一緒するのは初めてです。今回はスコットランドの旅でした。

スコットランドは何と言っても景色が素晴らしく、その景色はそこ潜む歴史によって益々生きてきます。今日はそういう景色を皆さんにご紹介します。

ツアーはエジンバラ滞在後、西に向かいます。まずはロモンド湖(ロッホロモンド)です。スコットランド民謡は日本でもお馴染みの歌が多いですね。‛アニー・ローリー’‛蛍の光’‛マイボニー’‛故郷の空’・・・・・

‛ロッホロモンド’の歌は名前は記憶になくても曲を聴けば思い出す方もいらっしゃると思います。歌詞の意味については、様々な訳がありますがほとんどがイングランドとの闘い(名誉革命で国外追放されたジェームズ2世の 孫ボニー・プリンス・チャーリーが再び王座を取り戻すために兵を挙げたが、ついにはイングランド軍に敗れる)に関連したものです。

そのひとつ。イングランド軍に捕らえられた兵士で処刑されることになった人、国に返される人・・・・国(スコットランド)への道は長いが、死んでいく自分は2度と恋人とロッホロモンドでは会えないが、魂はもっと(生きて帰る人よりも)早く国に帰ることができるといった内容です。







グレンコーもまた悲しい歴史を持ったところ。17世紀後半イングランドに忠誠を誓わなければ血を見ると脅され、スコットランドの氏族の長たちは署名場所に向かいます。ところが雪が深く、イングランド側が突然署名場所を変えたこともあり、グレンコーのマクドナルド家の長は約束の期限に署名できなかったのです。ある日マクドナルド家の昔からの宿敵でイングランド側についていたキャンベル氏族はマクドナルド家で何日も手厚くもてなされた後、マクドナルド一族を虐殺します。イングランドと共謀で行ったこの行為は「見せしめのために」というのが理由です。

グレンコーへの道は霧に包まれ、当時の様子が蘇ってくるようです。





バスから降りて軽い散歩をしました。






足元を流れる小さな川は澄んだ水をマクドナルド一族の眠る場所へと運ぶのでしょう。




フォートウィリアムで泊まったホテルのそばには運河が流れています。運河はイングランドでもスコットランドでも18世紀には大切な交通路でした。




勾配のある運河を渡るには欠かせないロックと呼ばれる水門。




先ほどお話ししたボニー・プリンス・チャーリーが祖父の失った王座を再びスチュアート家に(エリザベス女王が1603年に死去し、後を継いだジェイムズ1世はスコットランドのジェイムズ6世で、この時に王家が合併しそこからスチュアート王朝が始まる)取り戻そうとしてスコットランドに上陸した場所はグレン・フィナンです。







昔から私はスコットランドに行けばイングランドと空気が違うと本気で思っています。雲の高さも違うし。人間が作ったボーダーとは言え、その違いに驚きます。イギリスではイングランドも一つの国、スコットランドも一つの国、そしてウェールズも北アイルランドも。それが集まってUK(United Kingdom 連合王国)になっているのが肌でも感じられます。