10/23/2018

大阪阪急うめだ本店のミニマーマレード・アワード

すっかりご無沙汰をしてしまいました。日本でのパソコンの使い方がどうしてもうまくいかず、ブログも更新しないまま今になってしまいました。

今、私は仙台におります。仙台は生まれて初めてくるところですが広々として緑の多い大都会で歩くのも楽しく、また道をたずねると皆さん親切におしえてくださって、住んでみたいとさえ思います。

ハムステッド・ティールームさん主催のチャリティイベントに参加させていただき、知的障害者のための日頃のトレーニングの成果を発表する場としてのスペシャルオリンピックのために少しでもお手伝いできたことは幸せでした。

一日目のトークは木嶋先生のオーガニック家庭菜園に関するお話と共に、私はイギリス旅行、ヴィーガニズム、パーム油生産による地球環境破壊などを話させていただきました。

お越しいただいた方、ありがとうございました。

さて、大阪の阪急うめだ本店で行われた英国フェアーではダルメインの城主、マーマレードアワードの創設者であるジェイン・ヘイズルーマコシュさんと共にミニアワードの審査をさせていただきました。阪急さんから送られた写真をご紹介します。


 ダルメインの館、マーマレード、今回の審査の対象となるポイントなどについて説明するジェイン・ヘイズルーマコシュさん。



 審査は2人一組で行われ、私はジェインさんと組んで審査をさせていただきました。







最終審査に残ったマーマレードは10品。それをひとつづつ丁寧に吟味して点数がつけられます。その点数を合計し、ゴールド、シルバー、ブロンズ賞が 決まるわけです。

ゴールド、ダブルゴールド(最優秀賞)には証書が渡されました。ジェインさんと私の間で交わされた審査中の会話をちょっとお話しします。10点は日本の柑橘類のみではなく、オーストラリアやアメリカのオレンジが使われていましたが、どれも香り、味、色はとても良かったのです。ただ、日本のマーマレードの特徴なのかもしれませんが、ほとんど緩すぎました。つまり、トーストに載せた時に流れてしまうくらいのゆるさになっていました。ゴールド、ダブルゴールドを受賞された方々の物は硬さがもっとしっかりしていました。

審査員は合計6名で、ジェインさんの一票も他の5名と同じ点数で数えられます。彼女がゴールドの点数をつけても、必ずしも最終的にゴールドとは限りません。ですから、今回、賞を獲得できなかった方も、是非あきらめず来年5月の八幡浜市のマーマレード・アワードに再度挑戦してください。

明日は木嶋先生のオーガニック畑を訪問させていただくために栃木に向います。仙台にはまだまだ未練があります。瑞鳳殿や円通院など素晴らしい建物の観光もしましたが、もう一度訪れたいと思うほど素晴らしいものでした。 

11月にジェインさんの特別イベントが含まれるマーマレードツアーも、まだ余裕がありますので興味のある方はご参加お待ちしています。
http://culturetourismuk.com/category/tour

日程表には省かれていますが、最終日にはロスチャイルドの館Waddesdon Manorでのクリスマス館内訪問、クリスマスマーケット、ロスチャイルド所有のホテルでのランチが含まれています。

10/07/2018

イングリッシュ・ブレックファーストと言えば簡単なのに。

最近はホテルの朝食のメニューに‛イングリッシュ・ブレックファースト’‛スコティッシュ・ブレックファースト’‛コッツウォルド・ブレックファースト’、またはホテルの名前のついたブレック・ファーストがあります。スコティッシュ・ブレックファーストはハギスが加えられていることもあるので例外かもしれませんが、要はこれらのブレックファーストはほぼ同じと考えていいと思います。

その基本はソーセージ、ベーコン、卵(スクランブルや目玉焼きなど好きな調理法を選べます)、トマト 、マッシュルームです。場所によっては、これプラスハッシュブラウン(アメリカから来たもの?)、ベイクトビーンズ(イギリス人の好物のひとつで大豆のトマト煮)、フレンチトースト(食パンを油たっぷりで焼いたギトギトトースト)などがつくこともあります。

でもでも、みんな同じなら‛イングリッシュ・ブレックファースト’で 統一すればいいのにと、思うのは私だけでしょうか?その理由を友人たちと話し合ったことがあります。その結果、ローカルの味を出すため、特別さを出すために単にイングリッシュとしないで狭い範囲の名前を使ったほうが聞こえがいいからと一同納得しました。でも、私はどうも完全に納得できません。それならメニューに、「ソーセージとベーコンは〇〇から。野菜は〇〇から」と書けばいいものを・・・・・そのほうがずっと信頼性があります。

先日、私の住む町ウィンズロウに新しくトルコ料理のレストランができました。そこは朝食もオープンしているというので、訪ねてくれた親せきと一緒に 日曜の朝に行ってきました。そのレストランでメニューにあったのが‛ウィンズロウ・ブレックファースト’です。

親戚の人は「せっかく来たのだからウィンズロウ・ブレックファーストにしよう。」と期待満々。それで、出されたのがこれです。




なんだ、普通のイングリッシュ・ブレックファーストではありませんか。その人はトマトが嫌いなので、トマトの代わりにマッシュルームを沢山つけてくれたようです。

でも期待外れ。別に何の特徴もない普通のブレックファーストにその親せきは腹をたてるどころか、可笑しくてクスクス笑いだしてしまいました。

特に高級なホテルの朝食で、ホテルの名前の付いたものは確かに特別なものが期待できるところがありますが、その他はみんな同じです。騙されないように。

明日から日本に行きます。大阪はまだまだ暑いようですね。北海道行きのトランクには少し冬物を、大阪では夏物を。この時期の帰国は着るものが多くなります。

10/04/2018

映画「ザ・リトルストレンジャー」

‛ダウントンアビー’が映画になりました。テレビドラマとして世界中にファンを持つ‛ダウントンアビー’ですが、終了の際に「完全に終了の宣言」みたいな感じだったのですが映画は別みたい・・・・・下の写真は新聞に載っていた映画の記事です。グランサム伯爵の隣に立っているのはメアリー女王(現女王の祖母)です。





私の住むウィンズロウの町で去年撮影が行われた‛The Little Stranger’が封切られたので見に行ってきました。町の医者が、ある古い館のメイドを往診するところからストーリが始まります。ミステリー映画です。ウィンズロウの中心にあるマーケット・スクエアは(時々今でもマーケットが開かれます)この医者の診療室のある広場と建物の外観に使われました。(2017年1月8日の ブログをご覧ください)






さて、この‛The Little Stranger'が封切られてからの経過ですが、映画会社にとっては散々な結果になっています。見に行く人が異常に少ない!かなりの赤字映画になりそうです。

映画は最初から暗ーい雰囲気で、それが終了するまでずっと続きます。途中で私もため息が出てきました。ワクワクするところが全くない。早く終わらないかなーと思ったりしました。それでも隣に座っていた主人は瞬きもせずに見ています。

いつもそうですが、主人と映画を一緒に見た後はしばらく沈黙です。感想を言い合うのは少し後。今回は当然彼からはネガティヴな意見が出ると思っていました。

ところがこの映画は、表面でのみ理解するのではなく裏の裏を考えながら見なくてはいけないことを知りました。途中でも時々会話の中で「どうしてそういう言い方をするのかな?」という箇所はいくつかありましたが、単純な私はその陰に潜む意味を追求しながら見ることには至りませんでした。

The Little Strangerとは一体だれなのか?ついに最後まで明かされず、それは見た人が判断するしかないのです。でも考えれば考えるほどその答えが明確になってきます。

実に変わった映画でした。もう一度、見たらかなり違った解釈ができるかも?

10/03/2018

日本でお会いしましょう。

8日に日本に発ちます。今回は大阪阪急うめだ本店で行われる英国フェアーに出席するのがメインの目的ですが、下記のイベントでも皆さんにお会いする機会があります。イギリス、旅にご興味のある方は是非ご参加ください。

10日  英国フェアー
     13:00~13:45 
       ミラさんとエドゥアードさんのトーク。
       (ハリー・ポッターのグラフィックデザイナー)
     16:00~16:45
       同上
11日  英国フェアー
      13:00~13:45
                             私のトーク「新しい英国への旅 ~ カルチャーを求めて」
                            
12日  英国フェアー
      11:00~11:45
       ダルメインの館、マーマレードアワードに関してのトーク。
       「 カントリーハウスでのマーマレードと私の暮らし」
       ジェイン・ヘイゼルーマコシュさん。
      17:00~17:45
       私のトーク「映画やドラマに見るイギリスの旅」

13日  英国フェアー
      14:00~16:00
       ダルメイン・マーマレードアワード
       私は審査をさせていただきます。

14日  英国フェアー
      11:00~11:45
       ダルメインの館、マーマレードアワードに関してのトーク。
       「 カントリーハウスでのマーマレードと私の暮らし」
       ジェイン・ヘイゼルーマコシュさん。

20日 仙台ハムステッドティールームでチャリティトーク
      http://hampstead-tea-room.com/info/2219660

21日 仙台ハムステッドティールームでチャリティウォーク&講演
      http://hampstead-tea-room.com/info/2219660

27日 東京British Prideのオフィスにて。
    11月に企画されているマーマレードツアー他イギリス旅行のご相談を承ります。
    予約制となっていますので、ご希望の方はお気軽に下記にご連絡ください。
      * ブリティッシュ・プライド 銀座オフィス 
          中央区銀座1-9-8 奥野ビル
          Tel:03-4500-2158 
          E-mail:info@british-pride.net
                        * Culture Tourism UK
                                        E-mail: info@culturetourismuk.com

上記の期間でご都合がつかない方は個人的なご相談も承りますので、Culture TourismUKまでメールでご連絡ください。