8/12/2021

Bathとジョージアン時代のイギリスに関するトーク

私の住む町もほとんど正常に戻ってきました。と言うより、毎週水曜に町の中心で行われるマーケットは、パンデミック以前より出店が多く、ケーキのお店なども出ています。



これまでロックダウン、自粛生活で自由にならなかった反動で人々はパーッとお金を使い出すのでしょうか?そういう私も今では町の小さなスーパーにいくのに抵抗はなくなりました。


でもいまだに町にはパンデミックを思わせる看板があちこちに残っています。



マスクをつける、つけない、社交距離を取る、取らないは友人たちに聞くと、国と言うより地域によって違うように思います。私の町は、お店はマスクをしないと入ることはできませんが外ではマスクをつけている人はあまりいません。その代わり、社交距離は常に意識にあるようで、すれ違う際は遠回りをしたり、場合によっては相手が通り過ぎるまで広い場所で待機します。


「お気遣いありがとう。これからもバッキンガムシャー州を安全でこぎれいな町にすることにご協力ください。」





昨日、カルチャーツーリズムUKによる8月の第一回目のトークを終えました。ありがたいことに毎回定員を超えるお申し込みをいただくので、今月は試験的にBathの町とジョージアン時代の内容を前編後編に分けてそれぞれ2回ずつ行うことにしました。

その第一回目が昨日でした。毎回トークが終わると希望者に参加いただき「おしゃべりの時間」を設けます。これはおしゃべりに参加されても、または聴くだけでもOK。皆さんが持っていらっしゃる情報や思っていることを遠慮なく、気兼ねなくおしゃべりする時間です。日本の情報もわかりますし、皆さんとのおしゃべりが楽しいので私にとっても大切な時間です。時間はあっと言う間に過ぎて気が付いたら1時間以上お話ししていることもしばしば。

Bathの町はユネスコの世界遺産になっていますが、町全体が世界遺産になっている場所はイギリスはここだけ。それは町には18世紀に発掘された古代ローマ浴場が残りジョージアン建築(新古典派建築)の建物が多く、そしてそれが調和よく残っているからです。



そのジョージアン時代を理解することによって、Bathの観光ももっと楽しいものとなるでしょう。またジョージアン時代は今のイギリスの文化に大きく影響を与えた時代ですので、それを理解することはイギリス文化を理解することにつながります。丁度ジェイン・オースティンの「高慢と偏見」や「分別と多感」の中に出てくる時代でもあります。



昨日の内容は、次の土曜に再度お話しします。後編同様まだお席がありますので興味のある方はお申し込みください。

詳細 :culturetourismuk.com

お申し込み : info@culturetourismuk.com

8/02/2021

賑わうハイストリートのレストラン

 すっかりご無沙汰してしまいました。テレビではオリンピックの模様が映し出されています。日本のメダルの数が増えれば歓声をあげていますが、私の楽しみの一つは屋外競技で映し出される周りの景色。なんだか私も日本にいるみたいで、この2年遠い国だった日本が急に近くに感じられるようになりました。


その反面日本でのコロナ感染者の数は増えているようで、心配しています。イギリスでは感染者の数は減っているとは言え、入院患者数が増えています。そしてワクチンの接種は進んでいますが、若い人がコロナ感染の危険性を自覚していないようで、ワクチンをすればケバブなどのファーストフードのバウチャーがもらえるようにするとか・・・・・しないとか。もし本当であれば情けない話ですね。まるで5歳児。


さて、先日久しぶりに家族と外食をしてきました。人が集まる屋内は避けて、天井のない庭のような場所があるイタリアレストランでランチです。親せきの家の近くのハイストリートでは、外に椅子のある席は満席。



中はかなり席があるのですが、コロナの関係で距離感を保っているせいか、ガランとしています。2年ぶりの親せきとの外食がこんなに楽しいことを改めて感じた次第です。


このイタリアレストランでは特にピザが美味しいので、以前にもよく行きました。今、イギリスのレストラン、カフェでヴィーガン料理を提供していないところはないと思うほどヴィーガンは日常生活に浸透してきました。事前にチェックしなくてもほとんど大丈夫。



ところで、今回のオリンピックでホリデー先の日本が益々注目を集め出しました。競技のアスリートたちのインタビューでも、いかに日本が素晴らしいか、日本人が親切で、食事が美味しいかを興奮して話しています。完ぺきな宣伝ですね。


日本食ブームも一向に衰える気配はありません。先日行ったイタリアレストランと同じハイストリートにある「寿司マニア」というレストラン。食べ放題、バイキング形式のお寿司屋さんです。5年くらい前にできたこのレストラン。オープンした時は、「どのくらい持ちこたえるかな?」と半信半疑でしたが、いまだに、それもコロナ渦の影響も大したことはなかったのか、いまだに営業しています。




食べ放題で18ポンド80ペンス!




「カツカレー」と言う言葉も、今ではレストランだけではなくスーパーでさえ聞かれるようになりました。オリンピックを見ながら、益々世界が縮まってきていることを感じています。