1/26/2021

雪の世界に

 一昨日、雪が降りました。日本も今年は大雪だったところもあるようですが今はどうでしょう?早速散歩に出かけました。




私のように、雪!と聞いて外に飛び出したくなる大人たち。



子供はそりを引っ張り出して。



キプロス島からレスキューされたルビー(我が家のルビーではなく)、この寒さ、雪が珍しそう。




さて、2月のオンライントークは湖水地方に関してのトークですが、準備を始めたところ、あまりにお話ししたいことがありすぎて、一回では無理と思いました。私が聴講生として参加しているオンライントークには10回に分けている授業もあり、アイディアを拝借。で、次回は2月15日と19日に分けることにしました。一回のみ、または2回とも参加されるご希望の方はお申し込みください。


期日:一回目   2月15日(月)

   二回目   2月19日(金)

タイトル:「私が好きな湖水地方の宝もの」

時間:日本時間の20:00 (両トーク共)

定員:各トーク30名

お申し込み先:info@culturetourismuk.com

料金:¥1000(両方申し込まれる方は¥2000)



1/23/2021

コロナワクチンの接種

 早朝は少し冷えますが、この時期にしては比較的暖かな毎日です。散歩の時は小枝にぶら下がっている雫が凍っていました。




近づいてよく見ると、まあ!綺麗です。雫の中に模様があって、そこには雪の世界があるようです。




さて、今週、息子のお嫁さんが我が家で一番先にコロナのワクチンの接種を受けました。彼女は看護師なので、他の人よりも早く受けることが出来ました。

副作用は? 当日、注射されたところが少し傷んだだけとのこと。そして、証明書と共に、「受けた人へのインフォメーション」ということで小冊子をもらってきたようです。



私たちのところは主人に招待状が来て、来週金曜日に受けることに。私は70歳以上の枠にちょっとのところで落選。若いことがいつも得をするわけではないことを実感!

再来週中には招待状が来るようです。でも受けたからと言ってまだ油断はできません。新型ウィルスはもっと強敵のようです。ああ、それなのにイギリスでは昨日400名のウェディングが予定されていて、警察が介入。企画した人は1万ポンドの罰金を課せられました。

そのような人たちの気持ちが理解できません。1万ポンドの罰金だけではなく、社会の人を危険に晒したのですから、牢屋に行くべき!政府はまだまだ甘い!

という訳で、ワクチンの接種を受けても「人が集まる場所にはいかない。」「外出後は手洗い」「2メートル間隔」は守っていかなければいけません。


1/21/2021

バイデン大統領に期待。

 昨日のカルチャーツーリズムUK主催の第三回目オンライントークは無事終わりました。今回のタイトルは「バレンタインデーとイギリス菓子」でしたが、お菓子に興味を持つ方は大勢いいらっしゃるようで、定員30名のところウェイティングでお待ちの方もいらっしゃったくらいです。私もまるで皆さんをイギリスでご案内している気持ちになりました。ありがとうございました。バレンタインデーの名前になった聖バレンタインのこと、カードやチョコレートを渡す習慣になった背景や、チョコレートの歴史などをご紹介しました。





チョコレートは1800年の中ごろまでは飲み物であったことは意外と知られていません。またイギリスのティーショップやコーヒーショップではココアと言うものがなかなか見当たらない理由などをお話ししました。

トーク後ご感想、コメントをいただき、これからのZoomオンライントークの参考にさせていただきます。ありがとうございました。

また、タイトルと直接は関係はないにしても今のイギリスを感じていただくために、咲き出したスノードロップのことや作り始めたマーマレードのこともお話ししました。



例年ですとそろそろスノードロップを見に、特別にこの時期一般公開している個人のガーデンなどに行く計画を立て始めるのですが、今年はそうもいきません。



そして昨日はトークの後、アメリカの新大統領の就任式の中継があり、テレビにくぎ付けになって見ていました。つい2週間前に暴動があった同じ場所で、レディ・ガガの歌、そして若い桂冠詩人の素晴らしい詩の朗読などと共にバイデン新大統領は、民主主義が侵されて分裂してしまったアメリカの団結(ユナイト)のための努力を誓いました。



大変な時に大統領になったと同情していましたが、「今ほどアメリカという国に対して希望的(楽観的)に思ったことはない。」という言葉を聞いて、安心しました。



苦しい経験も多くしてきたバイデンさんが、様々な環境、状況に暮らす人の気持ちを良く理解し、アメリカをまとまった国にしてくれることを切に望んでします。「ああ、バイデンとイギリスのボリスを取り替えて欲しい!」とさえ思うくらい感動的な就任式でした。史上初めての女性でありラテン系の副大統領の誕生にも希望が持たれます。(失礼!今アメリカはバイデンさんのような大統領が必要ですよね。イギリスもバイデンさんのような人が首相にならないかしら?という意味でした。)

さて次回のオンライントークは2月15日(月)に湖水地方のお話をさせていただく予定です。観光地として知られた場所の他、私の中での秘密の場所などそっとお知らせします! 詳細が決まりましたらこのブログでもお知らせしますね。






1/15/2021

マーマレード作り開始

 先週、とても寒い日が続き北部に住む友人から雪景色の中での愛犬との散歩の写真が送られてきました。





この時は、マイナス10度で水道管が破裂して3日間水なしで暮らしたとのこと。来週もまた寒くなるそうで、友人のことが心配です。

毎日コロナの感染者、死亡者のニュースばかりです。ワクチンの接種が始まったことがせめてもの幸いです。昨日からハイストリートの大きな薬局6か所でもワクチンの接種が始まりました。これまでに全国で120万人が接種を受けたそうですが、ご近所で身体に障害のある高齢者も一回目を済ませ、2回目を受けるところだそうです。

さて、そんな中でマーマレード作りのシーズンが始まりました。ブレグジットでスペインからのオレンジがどうなるのか心配でした。またお砂糖も品切れになる可能性もありました。一応6キロのセヴィルオレンジは確保し、マーマレード作りが始まりました。




ところが、オーガニックのオレンジは、スーパーでもウェイトローズにしかなく、次回の配達は25日のスロットしか空きはありません。ロックダウンで、パンやケーキなどを作る人が急増したと言われる中、きっとマーマレードも作る人が増えるのではないでしょうか?お砂糖は、全く不足していなくてあちこちのスーパーから20キロ以上届きました。これでオレンジがなくマーマレードが作れないとなれば、このお砂糖は・・・・・・

毎朝食べるマーマレードも今年は、うんと少しずつ食べなければならないかもしれません。

20日のオンライントークは、「バレンタインデー」「イギリスのお菓子」に加え、この時期だからこそお伝えしたいマーマレードのこと、またそろそろ蕾が付き始めているスノードロップのことをお話しします。

まだお席は少し残っていますので、興味のある方は下記へお申し込みください。




1/07/2021

普通でないのが普通

 明けましておめでとうございます。すっかりご無沙汰してしまいました。

皆さんはどのようなお正月を迎えられましたか?今日届いた日本からのメールでは夕方から緊急事態宣言が発令されるとのこと。イギリスでは数日前からロックダウンが再開され、昨日はコロナ感染者の数が今までの記録を破りました。

そしてアメリカでは大統領選の結果認定を進めていた連邦議会の議事堂に、トランプ大統領の支持者が乱入して死亡者が出る事件に発展しました。

昔住んでいたこともあり、アメリカには友達もいます。また息子のお嫁さんがアメリカ人ということもあり、アメリカのニュースは欠かさず見ています。昨日は息子のところも我が家も夜遅くまでテレビのニュースにくぎ付けになっていました。

イギリスではコロナ問題の他にブレグジットのこともあり、年末はぎりぎりまで心配が続く年となりました。2020年は暗いニュースばかりでした。

普通いとう言葉は、なくなってしまったような一年でした。



上の写真はストーンヘンジです。世の中、うまく行かないことが多いのですがそんな時、私はストーンヘンジを思い浮かべます。紀元前3000年から神殿や儀式に、そして祝い事があるときに人々が集まったのがストーンヘンジです。

ユネスコの世界遺産にも登録されているストーンヘンジは今でも(コロナ以前ですが)夏至の日は人が集まり、日の出を見ます。夏至の日はヒールストーンというストーンヘンジへの入り口に建てられた石とサークルの中心の延長線上に陽が昇ります。でも冬至も昔の人には春の訪れを記す日として大切な日でした。

ヒールストーン



イギリスは日本よりずっと北に位置しているために(樺太あたり)冬は日が短く、ロンドンでさえ午後の3時半というと暗くなり始める時間です。北のスコットランドはもっと早くから暗くなります。


6年前の11月15日に撮影した写真です。寒かったー。



陽が短く気分も沈みがちな冬ですが、考え方をちょっと変えれば、冬至が終わればどんどん陽が長くなるということ。ですから、私にとって待ち望むのは夏至ではなく冬至です。ストーンヘンジを造った5000年前の人たちの中にも、私と同じ考えで冬至にお祝いしていた人がいたことを思うとうれしくなります。

そろそろ春の訪れを真っ先に告げるスノードロップの花が咲き始めるでしょう。



コロナの予防接種も始まったことだし、2021年はもっと明るい年になりそう。世界の人たちが、自由に町にでも、海外にでも、どこにでも行ける時が来るまでそう長くはないということを信じてこれからは過ごそうと思います。