女王即位70周年を祝うために特別に設けられた4日間の連休が終わり、エキサイティングなさまざまなイベントに参加して、今日あたりからそろそろ元のイギリスに戻りつつあります。
とは言ってもイベントは終わっても、お祭り気分は相当長く続くかもしれません。我が家の隣村のパブです。
我が家の前の道でもストリート・パーティ(Big Lunch)が企画されましたが、近所にご不幸がありキャンセル。それでも町の中心にある植林園ではピクニックと共に歌と踊りのお祭りが行われました。
日曜日はウィンザー城のロング・ウォークで行われたBig Lunchに参加。このBig Lunchは皆が食べ物やドリンクを持ち出して、ご近所の人たちと一緒に過ごすもので、2009年にコミュニティの絆を強めるために始まったイベントです。
昔と違い、今の人々はあまりに忙しい生活をしているからかもしれませんが、近所の人たちと過ごす時間が少なくなっています。イギリス人って最初はとっつきにくいところがあるかもしれませんが、実は楽しいことが大好きな国民であることは、このようなイベントに参加するとよくわかります。
今年は全国で1000万人が全国各地で開催されたBig Lunchに参加したと報道されていました。
私は今月の英国ライフに掲載される記事の取材を兼ねて行ってきました。場所はウィンザー城の女王様のプライベートの出入り口に続く一本の長い道ロング・ウォークです。そこに設置された488人が座れる長いテーブルは800メートル。
テーブルは無料で予約できるのですが、予約受付とほとんど同時に満席。私は芝生の上でピクニックを楽しみました。
ホームメイドのランチ、ケーキ・・・・・装いも思いっきり派手に、そして家族や友人たちと過ごす時間は特別です。今生きている人にはおそらく二度と経験できないであろうプラチナ・ジュビリーです。
今回のイベントの一つ一つからエリザベス女王に対する国民の絶大な人気を感じました。国民にとっての、エリザベス女王の存在、また女王に対する感謝の気持ちが身に沁みて感じられました。
それは1947年、彼女が21歳の時に(イギリスでは21歳で成人になる大切な年)イギリス国民と英連邦の人々に向けたメッセージから読み取れます。
「私は、私の全生涯を、例えそれが長かろうが短かろうが、あなた方と我々の全てが属するこの偉大な、そして威厳のある国家に捧げる決意であることを、ここに宣言いたします。」
そのメッセージから今年で75年目。国民との約束を75年間守り続けている女王様には国民は感謝の気持ちを込めてプラチナ・ジュビリーを祝っています。
オリンピックの開会式で映し出された動画を覚えていらっしゃいますか?、女王様がジェイムズ・ボンドと共演した際にヘリコプターから飛び降りたあの動画・・・・
それに続いて第二弾が今回のパディントンベアーと一緒にアフタヌーンティを取る動画ですご家族にも内緒で撮影されたというこの動画は最高で、パディントンベアーは国民の気持ちを見事に女王様に伝えてくれました。
https://www.youtube.com/watch?v=7UfiCa244XE
さて、6月のオンライントークはプラチナ・ジュビリーに因んだお話です。ご興味のある方は是非ご参加ください。
第31&32回目 「エリザベス2世プラチナ・ジュビリー~その1&2」
今年2月、英国君主として史上初の即位70周年を迎えられたエリザベス2世。これまでに迎えられたシルバー・ジュビリー、ダイアモンド・ジュビリーを通してイギリスの移り変わりを見てみましょう。
それに加え、イギリスで長く君臨したジョージ3世、ヴィクトリア女王のジュビリーに関してのトークをします。それぞれの時代でゴールデン・ジュビリー、ダイアモンド・ジュビリーを国民はどのようにお祝いをしたかなども興味深いものです。
期日:Part 1 6月16日(木) 19時より(イギリス時間11時)
6月18日(土) 20時より( 同上 12時)
Part2 6月23日(木) 19時より( 同上 11時)
6月25日(土) 20時より( 同上 12時)
お申し込み:info@culturetourismuk.com
定員: 各30名
料金: 各¥1,000
お申し込み後の流れに関してはカルチャー・ツーリズムUKのHPからご覧いただけます。Culturetourismuk.com