8/04/2016

ロアルド.ダール

数日前に映画 ‘BFG’を観てきました。ロアルド.ダールの子供向け小説がスティーヴン.スピルバーグによって映画化されたものです。BFGとは The Big Friendly Giantをちじめたもの。。日本ではロアルド.ダールの作品としては特に‘チャーリーとチョコレート.ファクトリー’‘マチルダ’などが有名ですね。






イギリスからは児童文学で有名なものが沢山生まれています。‘不思議の国のアリス’‘ピーターパン’‘小公女’‘ピーターラビット’‘クマのプーさん’‘機関車トーマス’‘パディントンベアー’‘指輪物語’‘ナルニア王国物語’.....最近ではもちろん‘ハリーポッター’がありますね。

ロアルド.ダールの作品は、私の長男が子供のころに大好きだった本です。他の児童文学と違うところはホッとする間もなくいつもハラハラ、そして子供向けでありながら風刺的、いたずらっぽいところがあってモラルでがっちり固まっている子には向かないかもしれませんが、悪戯好きの子供にはたまらなくおもしろい内容の作品が多いのです。

「こんな作品は子供向きではない。」「モラルはどこに行った?」など昔から厳しい批評は絶えませんが、イギリスでは大人気の児童文学であることは間違いありません。小さいころからこういう作品を読めば、大きくなっても何事もユーモアで対処できるようになるかも? 正にイギリス人的です。




ロアルド.ダールの住んでいた家の近くにはロアルド.ダール博物館があります。そして正面の壁に描かれているのがBFGです。
 
 
 
 
ロアルド.ダールの作品はクエンティン.ブレイクのイラストなしには考えられません。このジャイアントも彼が描いたもの。
 
この博物館があるグレイト.ミッセンデンの駅です。
 
 
 

 
あれっ?プラットフォームにある駅名ですが....今は “ ジャイアント.ミッセンデン  ジャイアントの国はここで下車 ” と書かれています。 ユーモアですねー。
 
 
 
 
 
子供も大人も楽しめる映画です。イギリス王室に興味のある方は最後のほうになると益々おもしろくなってきますよ。ジャイアント役は最近話題の俳優でアカデミー賞を取得したイギリスの本格派俳優マーク.ライランス、女王役はダウントン.アビーでおなじみのペネロプ.ウィルトンです。その演技の素晴らしさは言うまでもありませんが、ソーフィー役の無名だった女の子の演技もトップクラスです。
 
 
 
 
 
 
 
久しぶりに見た映画ですが、本当に楽しめました。日本でも9月17日封切りとのことですから是非ご覧ください。

この日予告編で見た‘つばめ号とアマゾン号’も気になるところ。湖水地方にあるコニストン湖を舞台にアーサー.ランサムが書いたやはり子供向けの小説を映画化したものです。