3/02/2014

幸せなアルト

昨年のツアーでご案内させていただいたご夫婦からメールが来ました。牧羊犬として知られる犬種、ボーダーコリーを日本のレスキューセンターから引き取った という内容です。動物好きのお客様にお会いすると、つい話が止まらなくなります。犬好きのそのご夫婦にお会いした際もそうでした。ボーダーコリーに興味を 持っていらっしゃったのですが、私は日本にボーダーコリーのレスキューセンターがあることは知りませんでした。ボーダーコリーそのものも日本の家庭で飼う には難しいだろうと思っていたからです。

世の中に限りなくある犬種の中で、自分の暮らす環境にあった犬種を見つけることがとても大切です。ボーダーコリーはそれらの犬種の中で最も賢いと聞いてい ます。普通の犬が人間の5歳の知能を持っていると言われますのでボーダーコリーは、10歳児くらいの脳みそを持っていてもおかしくありません。頭が良けれ ばそれだけ、退屈するのも早いでしょう。しかも牧羊犬に使われているので、山の上の一匹の羊でさえちゃんとご主人の支持をもらって連れてくるのですから運 動量も半端でなく必要です。毎日の散歩は欠かせないでしょう。

そんな犬種を引き取られたNさんは、もちろん散歩は毎日にいっていらしゃるようですし、アルト(その子の名前です)に対する愛情はそれはそれは深いもので あることがメールから伝わってきます。この写真、ご覧ください。なんて可愛らしいのでしょう!レスキューされた犬は多かれ少なかれ、不幸な過去を持ってい ます。(だからこそレスキューされたのですから。飼い主との別れ以外にも虐待、迷子など)Nさんもアルトが完全に慣れるまで、一所懸命です。でもそのNご 夫妻の愛情は絶対にむくわれると思います。動物ってそんなものですね。一旦、その犬に対する愛情が伝わると、一生忠実に付き合ってくれます。Nさんのメー ルを読んで、とてもうれしくなりました。

さあ、今日はこれからコッツウォルズへ雑誌の取材のお手伝いに行ってきます。