実は霧の中のあの巨石環状群も、それはそれは素敵です。ストーンヘンジだからこそ、霧に包まれた方が幻想的で素敵なのかもしれません。
ストーンヘンジの後は一挙にグラストンベリーへ。スピリチュアルなことに興味をお持ちのお客様との会話がはずみます。
グラストンベリーは、キリストが最後の晩餐に使い、そして十字架にはりつけにされたイエスの血を受けとめた聖杯が埋められているとされる場所です。
その杯は聖母メアリーの叔父であったジョーゼフ.オヴ.アリマテアによってイギリスにもちこまれ、グラストンベリーにある丘‘トー’のふもとに埋められたとされています。英語ではHoly Grailと呼ばれるこの聖杯を探し出すために、これまでの歴史の中でどれだけの人がここを訪れたことでしょう。特にアーサー王と円卓の騎士の話は有名です。
グラストンベリーに着くころには霧もすっかり上がりました。まずはヒーリングパワーがあるとされる水が出るチャリスウェルへ。ところがこの日はちょうどグラストンベリーフェアーの日で、駐車場は全く見つからず、チャリスウェルはお客様だけで見学していただきました。
その間に、次に行くグラストンベリー.アビー(修道院の廃墟)見学のための駐車場探し。ところが何とラッキーな事でしょう!アビーの隣の駐車場は最後の一台分のスペースがあり、そこに入ることができました!私の車の後はロープがかけられてしまったのです。お天気といい、駐車場といい、ついていることばかり。何かのパワーを感じますねー。
ストーンヘンジは霧で最高の効果をもたらしてくれましたが、アビーのほうは青空が一番。写真をご覧ください。
ウェストミンスターアビーに続き、力のあった修道院の修道院長のための特別キッチンだけはいまだに完璧に残っています。
中のテーブルには当時使われた食器のレプリカが。
さすがにグラストンベリーは、スピリチュアル系のお店、レストランが多く、石を売るお店などは大賑わい。
16世紀の宗教改革まで、アーサー王のお墓があったとされる場所です。
町の中はお祭りで賑わっていました。
帰りにトーの写真を。
この日の走行距離はなんと550キロを超えました。今、妹と甥、姪が来ています。妹に話したらこの距離は函館、札幌の往復間と同じだそうです。でも、お客様と話しているうちにあっと言う間にロンドンに着きました。
今日から妹たちとコッツウォルズやリヴァプールなどに出かけます。