明日から一週間、Bathにヴィーガン料理の修業に行ってまいります。
もう10年もヴィーガン生活をしていながら、ヴィーガン料理の基礎を何も学んでいないのでこの際、じっくり修業をすることにしました。と言っても一週間で学ぶことには限界があります。今回は手始めと思って行きます。以前ヴェジタリアン料理教室に通った友人から、包丁の使い方もそれぞれの野菜のための方法があって、とてもためになったと聞いていましたので。そこまでは習う時間はないかもしれませんが。
キッチン付のホテルに泊まりがけですので、先日カナダの娘からヴィーガン食のハンパーが届きました。(カナダからイギリスの会社にオンラインで注文してくれたものです。)
ワイン、ビスケット、チョコレート、スナック菓子、パテ、お茶、チップス....
出版100周年を迎えたファッション雑誌 ‘ヴォーグ’ の最近の記事です。
ウン?そこには「ロンドンで今、最もファッショナブルなレストラン。それはたまたまヴィーガンのレストランでした。」というような内容。
そのレストランの名前は‘ファーマシー’。元ハロッズのオーナーだったアル.ファイドの娘さんカミラさんがオープンした新しいレストランです。そのせいかセレブがいっぱい。
右は昔からヴェジタリアンで知られるポール.マッカートニーの娘でデザイナーのステラ.マッカートニー。
左下がオーナーのカミラ.ファイド。
実はこのレストラン、今年の私の誕生日に主人がこっそり友人と図って「サプライズディナー」を開いてくれたところ。我が家は主人も子供たちもサプライズが好きなまるで子供のような家族ですから、それはそれでとても嬉しかったのですが、食事に関しては期待外れ。
メニューはパスタやハンバーガーなど、普通のレストランのヴェジタリアン・ヴィーガン用のメニューとあまり変わりません。もっと個性的な料理を期待していました。
今、イギリスではヴィーガン料理がどんどん注目されてきています。これまでは「お肉、お魚抜きでもおいしい料理」としてヴィーガン料理が紹介されていました。
でも野菜だけのほうがおいしいお料理も沢山あります。だからこれからはヴィーガン料理は肉、魚と比べるものではなく、それ自体が「美味しい!」と思える料理になってくるはず。つまり野菜の繊細なダシを使い、それぞれの野菜の持ち味を活かした、また組み合わせを考えた方法で作られた料理です。
ヴィーガン料理のシェフと話したことがあります。彼は元は普通の料理を作っていた人。ところが野菜の繊細な味を研究すればするほど肉魚よりも、その料理法はどんどん広がってくると言っていました。そういうシェフに大いに期待したいところです。
私はと言いますと、シェフになるつもりは全くありません。でも家庭や友人たちに美味しいもの、気持ちの良いものを提供したいという気持ちが強くあります。
ファーマシーの場合は、まだまだこれからという気がしました。名前だけが先に出てしまったのは、返って逆効果かもしれません。これからに期待しましょう。
では行って来ます!