3/26/2017

イギリス人魂

EUの基盤となったローマ条約調印からちょうど60周年にあたる昨日、ロンドン他イギリス各地でブレグジットに関しての集会、デモが行われました。イラク戦争反対デモ以来最大規模と言われる今回のデモは、秒読み開始となったイギリスのEU離脱通告に際して、最後に離脱反対派の声を強調したいという趣旨のもとに行われたものでした。

EU離脱と決まってから「はい、そうですか。ではこれからはEUとは関係ありません。」という単純なものではなく、お互いに(EUとイギリス)に有利な条件で関係を続けるための交渉というやっかいな仕事が残っているのです。テレサ.メイ首相にしてみれば、これからが腕の見せどころ。これからのイギリスの将来が大きく彼女の肩にのしかかっています。

集会は国会議事堂前の広場で行われました。まず3日前に、そこから100メートルほど離れたところで起きたテロj事件で犠牲になった方々への黙とうから始まりました。

私が驚いたのは、そんな事件があったにも関わらず大勢の人がこのデモに参加していたことです。この場所で、こんなに多くの人を見たのは私にとっては初めての経験でした。









ここから2,3分くらい歩いて事件現場に行ってみました。そこは集会とは反対に厳粛な空気が流れていました。
 
 
 
 
 
 
正にテロ行為に屈しないイギリス人魂を見せつけられた思いでした。