さて、先日はメアリーと一緒に彼女の住む村と私の住む町の中間にあるストウのガーデンに行ってきました。イングリッシュガーデンのひとつのスタイルである風景庭園の最たるもののひとつです。湖を氷がうっすら覆うくらい寒い日でしたがお天気に恵まれ、それはそれは素晴らしい一日でした。
まず彼女の家までの30分ほどのドライブは景色の美しさに感激しながらゆっくり走ります。田園に差し込む陽の光が、パリッとした空気を通して緑の鮮やかさを更に強調しています。このルートはいつも通るのですが、お天気によって毎回違います。
ストウのガーデンは250エーカー(100万㎡ 皇居と同じくらい)というとてつもない大きさ。そこを散歩するのは来年90歳を迎えるメアリーには大変です。普段は電気歩行器を使っていますが今回は2本の杖で少し歩き、その他はバギーで周りました。ストウのガーデンはナショナルトラストが管理しています。そして歩行が難しい場合は、予約すればバギーを 貸してくれます(4人乗りで最高2時間。ドネーションとして10ポンド)。今までにも私は車いすのお客様や、足の弱い方をこのバギーでご案内しました。
バギーの操縦方法を5分学んだあと、すぐに出発。助手席にメアリーが座って、地図片手に道のナビゲートをしてくれます。
ここでもクリスマスがあちこちで感じられます。
自然の飾り。ヒイラギの赤い実はクリスマスの象徴。
とても寒い日でしたが、「30分くらいバギーで周りましょう。」のつもりが、結局気がついたら1時間半経っていました。あっと言う間です。
時々バギーを停めて写真撮影。特に景色の素晴らしいところでは5分くらいボケーッとして過ごします。
人の手で造られた湖には白鳥が優雅に泳いでいます。
遠くに見える18世紀の館は、現在はパブリックスクールになっています。
この日は、バギーを運転していてもほとんど人は見かけませんでした。とてつもなく大きなガーデンでしたが、まるでメアリーと私の私有地みたいに思いっきり自由に風景ガーデンの醍醐味を楽しみました。