まずは夕食後に、翌日のレッスンのための先生のデモンストレーションです。
そして翌日。今回のクラスは「おいしいマーマレードにはおいしいトーストを」と題して2種類のパンを習いました。
「パンのこね方は3種類」と言われ、初めてのこね方を学ぶ生徒さん。
作品は日本へのおみやげに。
急きょ一般参加したジュディスさんは、「他のクラスに出たのでついでにこのクラスに来たの。」と。他のクラスで作ったペーパーリボンのカードをお茶の時間に見せていただきました。彼女はなんと以前、保存食のクラスで一緒だった方でした。半年ぶりの再会です。前回はご主人と一緒に、そして今回もマーマレードが好物のご主人のために参加されました。
それはそれは素敵な手作りの立体カードにツアーのお二人も日本に帰られたら挑戦すると、デンマンの売店でキットを買われました。
余談ですが、今回のデンマンでのヴィーガン食は格別でした。ナスが好物なのでナスのラザニアはうれしいサプライズでした。
デンマンで2泊した後は、ロスチャイルドの家へ向かいました。今はナショナルトラストが管理しているマナーハウス、ワズドゥン・マナー(Waddesdon Manor)はこの時期、100件くらいのクリスマスマーケットのお店が出ています。
素晴らしいお天気に恵まれ、駐車場からバスで行くにはもったいないと 15分の道を歩くことにしました。
館は1870年代にロスチャイルド男爵が、彼の芸術コレクションを飾ったり、友人たちをもてなす目的でフランスのスタイルで建てました。
クリスマスマーケットでは食料品、ファッション、デコレーションなど色々なものが売られていました。ここでは最後のお土産ショッピング。
こうして4泊5日のマーマレードツアーは終了しました。ロンドンに戻る前に、ワズドゥン・マナーのゲートを出たところにあるFive Arrows Hotelでクリスマスランチをいただきました。名前が示す通り(5本の矢)、ここはロスチャイルド男爵がワズドゥン・マナーで働く建築家や職人のために建てたものです。
銀行家として財を成し遂げたロスチャイルド一族の創始者がロンドン、パリ、フランクフルト、ウィーン、ナポリに配置した5人の息子を表す5本の槍がこのホテルの名前の由来です。現在でもロスチャイルド家の紋章にはこの槍を握る腕が描かれています。
ターキーに詰め物、クランベリーソース、ローストポテト。そしてPigs in A Blanket。「毛布に巻かれた豚」とはベーコンで巻かれたソーセージのことです。
こうしておふたりのお客様とはロンドンでお別れしました。「とても中身の濃い5日だった」とお二人にはご満足いただけたようで何よりです。私にとっては今年最後のツアーになりました。これからはガイド業は冬眠期に入りますが、来年のツアーのご相談も始まりました。来年がまたまた楽しみです。