9/12/2020

屋外で楽しむ交流

近くの小学校のグラウンドから子供たちの元気な声が聞こえてきます。コロナウィールスが行き交う前は、別に感動もしなかったのですが、今は希望の声に聞こえます。

ロックダウンが始まってから約6か月。解除されても我が家はロックダウン期間中とほぼ同じ生活をしています。主人が持病を持っているので、子供たちも心配しています。一週間前はロンドンに住む息子一家が来ました。ロンドンを出る前にコロナウィールスの潜伏期間と言われる2週間は完全自宅隔離でした。散歩にもいかず、4歳と1歳の子供と一緒にじっと家で過ごす2週間はさぞかし大変だったことでしょう。

娘夫婦はノーフォーク州に住んでいますが、奥さんが体が弱いので、主人同様気を付けなければいけません。それで我が家ではなく近くの野原で合流。ピクニックランチをしました。家族全員が集まるのはお正月以来のことです。




家族や親しい友達と会うことができないのは、淋しいですが、私たち夫婦にとって自宅隔離は思ったより支障なく、楽しいこともあります。しかも今まで気が付かなかった自分を発見したり、人生について考える機会を得ることでもありました。

ウィンズロウは、特に犬好きの人が集まっているのでは?と思うほど犬を連れて散歩している人が多いように思います。いつも行く林や野原で出会う人は犬を連れていないと「犬はどこかしら?」と探すことさえあります。ロックダウン中は、みんな時間はたっぷりあるので、立ち話をすることもしょっちゅう。

リタイヤーしたラテン語の大学教授からはラテン語をちょっと習い(無料で!)、地元の歴史家からは昔のウィンズロウの町の話を、そしてここ数年失業中の若者からは将来の夢を聞かせてもらったり・・・

生涯この付近に住んでいて心臓発作で体が不自由になった人からはウィンズロウに列車が通っていたころの話と共に、ミントの葉をいただいています。



このミントは、彼が小さかった時におばあさんの庭に咲いていたものだそうで、それはもう80年以上前のことです。このミントが香りがとてもよく、ミントティーにして飲むには最高です。何という種類かわからないのですが、おばあさんの庭のことなど想像しながら飲むと味も格別に思えてきます。

私が特に好きなベイリー(毛の色が特にリキュールのベイリーズに似ていることから)という日本犬の雑種に似た犬のオーナーはマッシュルーム狩りをしています。先日は大きなマッシュルームを見せてくれました。本当に食べられるの?と半信半疑。その後何度も会っていますので、毒キノコではなかったようですが。冷凍するくらい沢山のマッシュルームスープが出来たそうです。






教えられた場所に行ってみるとちゃんとマッシュルームがありましたが、ちょっと食べるには勇気が必要。そのまま残して帰ってきました。



イギリスでは明後日から7名以上の集まりはできなくなります。予防接種ができるまでは、こういう状態が続くのでしょうね。安心してどこへでも外出できるようになるのは一体いつのことなのでしょう? 道はまだまだ遠いようですね。でも、私は日本からの旅行者が安心してイギリスに来ることができるようになった時の準備を徐々にしています。その時のことを想像しながら過ごす時間は、楽しいひと時です。旅行者が戻って仕事が開始されるまではまだまだ色々な出来事、経験に出会うことでしょう。そのひとつひとつを大切にして、これからの人生に役立てていきたいものです。