しばらくご無沙汰してしまいました。私の生活は依然として変わりありません。第二のロックダウンの真っ最中ですが、月に2回くらいは薬などを買いに町に出たついでにコンビニに寄って、野菜、果物を買っています。コンビニも相変わらず入店者数を制限していて、前の人との距離をあけて外で5分くらい待つこともあります。
そんな中で散歩は一日のうちで一番の楽しみです。ここ7か月以上、コロナのお蔭で急いで家に帰る理由はありません。今まで足を止めて見ることもなかったものもじっくり観察するようになりました。
画家コンスタブルは、カントリーサイドの腐った木までも美しいと思うようになり、それが彼を画家にしたと言っていますが、その気持ちがちょっとわかるようになりました。
ところで、東京の妹も毎日散歩に行って、時々出会った植物や景色の写真を送ってくれます。先日はとても素晴らしいピンクの朝焼けの写真が届きました。函館の妹も感激するほどの素晴らしさです。
日本の人はこれを見ると、単に「綺麗!」思うでしょう。でも私は、「大丈夫かな?」という気持ちが先に立って、早速妹に「今日は天気が悪くなるかもしれないから気を付けてね。」とメッセージを送りました。
イギリスでは諺にもあるのですが、朝焼けはは悪天になる証拠と信じられているからです。
羊飼いも、船乗りも皆知っています。
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' Red sky at night, shepherd's delight. Red sky in the morning, shepherds's warning.'
' Red sky in morning, sailors take warning.'
日本でも知っている人は知っているでしょうが、イギリスでは結構常識になっています。
それは聖書にも書かれているので、昔から単に迷信として片づけられなかったこともあるかもしれません。今では科学的にも証明されていますが、朝外出していて真っ赤な朝焼けを見たら、少し急いで帰るのがいいですね。
最近は日が短くなって、毎日の2度目の散歩も4時前に出かけるようになりました。そして昨日、素晴らしい夕焼けに出会いました。黒い部分は野原なのですが夕焼けの下、羊たちが沢山いました。
こういう劇的な空の模様、太陽はターナーの絵によく描かれていますが、コンスタブルにも描いてほしかったなーと思いながら野原を一周してきました。