3/08/2021

樹齢250年の木。

 ここ一年町にはほとんど出ていませんでした。でもお天気も良くなり、ワクチンの接種も第一回目を済ませたことだし、毎日の散歩ルートを変えて、ここ10日くらいは近くの小さな植林園を抜けて町に出るようにしています。


それまでの林のルートと違って住宅街を通って町に出ると急に人が多くなります。この町の人は外ではほとんどマスクをした人を見かけません。私たちを入れて4分の1くらいでしょうか困ったものです。主人はそういう人を見かけるたびにブツブツ独り言を言っています。すれ違う際は距離を保つために他の人が通り過ぎるのを待つのがせめてもの救い。

さて、ご近所の前庭に今真っ盛りのピンクの花をつけた灌木があります。通るたびに気になっていた花。昨日調べたところなんと桜の一種のようです。日本のウィキペディアによると、イギリスの桜研究家であったチェリー・イングラム(本名コリングウッド・イングラム)がカンヒザクラとマメザクラを交配して作ったもので名前は『オカメザクラ』。

友人からプレゼントされて読んだチェリー・イングラムのことは2019年4月28日のブログに書きましたので、興味のある方は読んでください。




オカメザクラより遅れてはいますがウメの花も咲きだしました。




木に関して言えば、最近私にとって大きな発見がありました。散歩の際に話しかけてきた一人の男性。木や野生動物が好きで、色々な協会の役員をしているそうですが、趣味が木を植えること。しかも植えるのは自分の家の庭などではなく、野原や公共の場所に珍しい品種の木を(例えば黒ポプラ)植えています。そんなことしていいの?と思いますが、きっと市の緑地課の人より植物に関してはよくご存じなのでしょう。今、イギリスでは環境を考えて「木を植えよう運動」のようなことがあちこちで行われています。

立ち話で、私はこの町の木のことをなんと多くこの男性から学んだのでしょう!下の写真は樹齢250年のナラの木です。



しばらく話した後、時計を見て「寝たっきりの妻にランチを作らなくては。」と速足で去っていきました。本当はもっともっと話を聞きたかったのに。

UK Walkerのサイトにイギリスのお菓子屋さんの記事を書きましたので、ご覧ください。バレンタインデーのオンライントークを開催した時のお菓子に関するまとめです。

ukwalker.jp