子供が小さかった時、動物に接する機会を多く持たせたいと願って機会があれば動物園やサファリパークに連れて行っていました。おりの中に入れられたサルやキリン。子供たちはそれなりに楽しんでいました。
そしてしばらくたって、実は動物たちが不自然な環境で生きているのを子供に見せてしまったことに気が付きました。
今朝知ったことは、イギリスでは動物園で象を飼うことを禁止するという記事です。ライオン、キリン、象・・・・・それらの動物はアフリカなどの自然で生きるべき動物です。イギリスではサーカスで動物を使うことはすでに禁止されています。
小さいときに両親に連れられて、よく動物園に行っていました。熊はオリの中を端から端へ行ったり来たりしていました。私の中での熊は自由に走り回る熊ではなく、織の中で同じ行動を繰り返す動物だったのです。そのころは熊が走ることも知りませんでした。また同じく小さなオリの中で飼われていたイタチも行ったり来たりするばかりで動物ってそんなものなのだと思っていました。
後になって、行ったり来たりする行動は動物のストレスから来ていることを知り、唖然としました。あの熊もイタチもとても不幸だったんだと知った時のショックは相当なものでした。
動物は、その動物の環境に合ったところで暮らすのが一番です。イギリスでキリンやライオンを見る必要はありません。その動物に合った環境で幸せに生きている動物を見せてあげることが子供の教育ではないでしょうか。