10/16/2016

公園に行く途中で

今日は日曜というのに朝から雨です。ルビーはお年のせいもあり晴れの日でも散歩は気が進まないのに、今日のような日はソファーでじっとしているのが一番とでも言っているようにい眠りばかりしています。時々眠ったふりをしているだけかもしれません。

昨日は反対に真っ青に晴れた空に太陽の陽が益々眩しく、家族みんなで秋の空気を吸いに散歩に出かけました。先週はあまり感じなかった紅葉の美しさに見とれてしまって、公園まで行くのに時間がかかったこと!










 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
寒くなって家にこもりがちになるこの時期、木々の葉の色づきを思うと、ついスカーフを巻いて外に出かけたくなります。

10/13/2016

シェイクスピアのお母さん、奥さん、娘さん.....

ウィリアム.シェイクスピアが亡くなってからちょうど400年の今年、さまざまなイベントがイギリス各地で行われています。

シェイクスピア生誕地信託協会(Shakspeare Birthplace Trust)はシェイクスピア関係の建物や文献を保存するためのチャリティ協会で、生家のあるストラットフォード.アポン.エイヴォンの町の周辺にあるシェイクスピア関係の建物を5件、その他は例えばアメリカのハーバード大学に名を残したジョン.ハーバードの母キャサリン.ロジャーズの実家、パーマーズ.ファーム(2000年まではこの建物がシェイクスピアの母メアリーの実家と考えられていた)などを管理しています。


ハーヴァ―ド.ハウス



 


シェエイクスピア関係の建物では生家、奥さんの実家、お母さんの実家、娘さんの嫁ぎ先、シェイクスピアが隠居し生涯を終えたニュープレイスの庭と建物の土台があります。その中でも生家と、1,6キロ離れた村にある奥さんの実家は(アン.ハサウェイのコテージ)日本からの観光客が最も訪れる建物です。


シェイクスピアの生家
 
 
 


先日ご一緒したお客様は英国専門の旅行会社もできるくらいイギリスの事をよくご存じの方。日本で「Shakespeare's Houses and Gardens Pass」(2393円)というのをオンラインで買って、生家、奥さんの実家、娘さんの嫁ぎ先の3か所を見学されました。このパスは大変お得なもので、日本で買った方がずっと安いようです。(因みに英語のオンラインショップの料金は26ポンド25ペンスでした!)私にとっても新しい発見でした。

シェイクスピアには長女のスザンナに続き、双子のジュディスとハムネットの(ハムレットではありません)3人の子がいました。そのうちハムネットは11歳の時に亡くなり、ジュディスの結婚相手は女性関係で問題をおこし訴えられるという人。結局シェイクスピアの遺産は長女のスザンナに受け継がれます。

さて、スザンナは当時町でも評判の医者であったジョン.ホールと1607年に結婚します。その後、シェイクスピアが亡くなって、その家ニュー.プレイスに引っ越すまで過ごしたのがHall's Croftでした。




シェイクスピアには直接関係はありませんが、16~17世紀の建物や家具、絵画など、また当時の医学器具、ジョン.ホールが書いた医学に関する記録などが興味を惹きます。


 
 
 
 
 
 
 
 
 

今残る建物の大部分は1613年に建てられたものですが、イギリスではエリザベス女王が1603年に亡くなり、チューダー王朝が幕を閉じてスチュアート王朝になって10年、日本では関ヶ原の戦いの少し後くらいの家です。

こういう古い建物に身を置く時、昔の人との距離がぐんとせまくなって、歴史がより身近に感じますね。

10/10/2016

この時期のコッツウォルズと湖水地方は.....

私は個人的にはイギリスは秋が一番好きです。今回はお客様がロンドンで二日間の自由行動を楽しまれた後で、私がコッツウォルズ2泊、湖水地方2泊、マンチェスター空港付近で一泊した後、最後にマンチェスター空港でお別れしました。

バイブリーのあの家の(日本でもテレビで紹介されています)前庭もすっかり秋の色に。





幸いお天気にも恵まれて。
 




この時期は人気のヒドコートの庭も人がほとんどいません。







藁葺の屋根からぶら下がるトマト。綺麗でした。大通りに面しているのに採って食べる人もいません。




アフタヌーンティをいただいたエティントン.パークのほテルの蔦はすでに深紅でした。庭を30分くらい散歩して。


 
 
 
 
 
 
今年はシェイクスピアが亡くなってちょうど400年にあたる年です。シェイクスピア関係の場所も訪れました。
 
 
 
 
そしてお墓参りも。
 
 
 
 
 
 
湖水地方に行く途中で立ち寄ったリヴァプール。
 
まずはビートルズのポールの家。
 
 
 
ジョンの家
 
 
 
 
ストロベリー.フィールドの門。今のものはレプリカだそうですが。
 
 
 
 
湖水地方では詩人ワーズワースの住んだライダルマウントの庭も散歩しました。
 



 
 
どんぐり
 
 

今から11月半ばにかけての湖水地方は格別です。
 
 
 






 
 
 
 
マンチェスターには予定より早めに到着しましたので、そのままドライブを続けてナショナル.トラストのライム.パークの館へ行きました。ここはテレビの「高慢と偏見」の撮影でダーシーの住むペンバリーとして使われた館です。ダーシーの留守中に館を見学に来たリズィーが池から上がってきたダーシーとばったり会う場面がありましたね。(私の記憶に間違いなければの話ですが。最近ちょっとづつ自信がなくなりつつある私の記憶力...)
 
 
でもお客様におしえていただいたことは、ここの水は殺菌されていないので実際に水からあがる場面はプールで撮影したとか。
 
 

 
 








観光客の足も遠のきつつあるこの時期は特におすすめです。幸いお天気にも恵まれて今回で湖水地方は4度目というお客様も「秋の湖水」を十分楽しんでいただけました。日程もお客様と相談しながら決めました。あまり日本ではウォーキングをされない方々でしたが、ロンドンでは一日3万歩、湖水地方でのウォーキングも含めたらかなりの距離を歩かれたはず。日本に帰られても是非、続けてくださいねー。

10/03/2016

今年最後のツアー?

明日からお二人のお客様をコッツウォルズ、湖水地方にご案内します。日本からの団体ツアーで湖水地方が含まれているものは9月で終了のものが多いようです。私は冬には行ったことはありませんが、11月にウォーキング目的で出かけたことがあります。4,5日滞在しましたがそのうち2日は雨が降っていました。でも残りの数日は快晴で、それはそれは素晴らしいウォーキングが出来ました。まるでタペストリーのように色とりどりの葉が空と湖の青色に映えて何度足を止めてその景色を堪能したことでしょう。

下の写真は、6月の湖水地方です。









下の写真はターン.ハウズという湖で7月に撮影したものです。ここは昔の持ち主が19世紀に3つの湖をつなげて作ったもの。しばらく雨が降っていなくて、草が乾燥していました。


 
 
 
最近は私の車でご案内することが多くなりましたが、ドライバーガイドの資格を取得する前は、湖水地方へは観光バスで行くことが多かったのです。その時はターン.ハウズに行くには細い坂道を登らなければならないためにバスでは不可能で、希望者を募ってタクシーで出かけたこともありました。
 
 
 
 
 
もっと時間がある時は湖の周りの2,5キロを一周します。車椅子のお客様もご案内したことがありますので、上ったり下がったりもすることなく1時間くらいで一周できます。
 
 
昔、この辺はマーシャル家が所有していました。それが1930年ころに売りに出されました。もちろんナショナル.トラストが購入したかったのですが、金額が高すぎたためにナショナル.トラストに代わってベアトリクス.ポターが購入しました。彼女にとっても簡単に支払える金額ではなかったのですが、皮肉にも観光客目当ての開発を避けるために購入を決意し、後にターン.ハウズを含む土地の半分をナショナル.トラストに原価で売却、残りは遺書でポターの死後ナショナル.トラストに寄贈されました。ここでもピーターラビットがずいぶん貢献しました。
 
 
天気予報に寄れば(こちらの天気は変わりやすく、予報は当てにならないのですが)今週は全国的にお天気が良いようです。遠くに出かける場合は、いつも車の整備をしてもらいます。今日は、整備、留守中の食料の買い出し、留守中のお菓子作りなどで忙しくなりそうです。ビスケットの好きな主人は、なくなれば大量のビスケットをスーパーから買ってきてポリポリ食べています。それで、最近は出来るだけ脂肪、砂糖を控えめにして私が作るようにしています。明日からのお客様にも少し持っていきましょ。今いただいているお仕事では最後のツアーになります。
 
それでは行ってきます。
 
 
 

10/02/2016

古い建物の保存が大変なわけ

イギリスでは保存に値する建物はリストに登録され(listed buildingと呼ばれます)、改築、増築はもちろん勝手に出来ませんが、大規模に修理する際は監視の手が入ります。ジョージアン以前の建物は(1837年以前)ほとんどがリストに登録されています。


 
 
 
 
 
 
 


以前、そのような古い建物を訪れた際にこんな話を聞きました。「土壁の修理が必要になったために、昔の材料を集めました。小石、粘土、牛の糞....完璧に昔通りの材料を使ったのに、壁が固まらなかったのです。どうしてもその原因がわからず、専門家に調べてもらったところ、実は600年前の牛はオーガニックで、その糞が今の牛と違うことがわかりました。それで、わざわざウェールズのオーガニックファームから牛の糞を分けてもらって壁を修理したところ、見事に固まりました。」

昔の材料を集めるだけでも大変なのに、牛がどんなものを食べていたかまで考えなければならないなんて。私の昔っからの夢は古い家に住むこと。できたら新しくても300年くらい前の物が良いなー.... それも今となっては実現性の少ない夢になってしまいましたが。

ですから、せめてホテルなどはなるべく古いホテルがいいのです。イーストアングリア地方のラヴェナムにスワンとううホテルがあります。そこで壁の修理をしていた人がいましたので、声をかけてみました。








400年前のホテルです。その壁は土や石灰、馬の毛が使って作られました。
 
 
 
 
 
 
 
400年経って、やっと外の空気に触れた壁の中。そこにたまたまいた私は、何故か非常に感激してしまいました。その頃の人たちと、こうして崩れた壁の一部を通してつながったことに感激したのだと思います。

10/01/2016

苦情にならない苦情 ~ ホテル版

ずっと前に日本のホテルで働いたことがあります。そこでの私の仕事は外国人に言葉のお手伝いをすること、そしてトイレを含め館内のお花がしおれていないか、ゴミが落ちていないかなどをチェックすることでした。

そこで訓練したことはいまだに覚えていて、私がホテルに泊まる場合は細かいところが気になります。程度にもよりますが、あまりにひどい時、そして反対に素晴らしい時は、後でそこのマネージャーに伝えるようにしています。

でも、インテリアの趣味はどうしようもありません。好きか嫌いかは人の好みですから、コンプレインの対象にはなりませんよね。自分の趣味に合わなくてもそれほど気にならないことがほとんどです。

でも以前泊まったホテルには困ってしまいました。壁紙はまだ我慢できるとしても、グリーンのカーテンの片側に縫い付けられた赤と黒の羽根。窓の外を見たくても、その前にこの奇妙な羽根が目に飛び込んできます。まるで怪我をして血を流しているカラスのよう。そう思ったらもっと気になってしまいました。




そしてもうひとつはベッドサイドに置かれたスタンド。ダチョウの羽根がヒラヒラくっついていました。


 

実は私は羽根が苦手です。羽根布団もだめです。生きている鳥の羽根は本当に美しく思いますが、そうではない羽根はとても嫌です。

そこでどうしたかと言うと、カーテンの端は羽根の部分を後ろに折りたたんでかくしました。スタンドは部屋の隅の見えないところに置きました。でも、次の日、お掃除が終わるとまた元通りになっています。

変わったホテルには何度も泊まりましたが、それはそれで楽しめました。でもこのホテルだけは楽しむことはとても無理でした。忘れようとすればするほどカラスと(?)ダチョウの羽根が頭に浮かびます。でもそれは部屋にいる時だけで、他は快適でした。フロントのスタッフは本当に親切で、とにかく何かお客様のお手伝いをしたくて仕方ない様子。レストランもメニューに載っていない料理をシェフが考えてくれました。

コンプレインとして通る事と通らない事がありますね。