友人とのスコットランドの旅から戻って、さあ仕事と思った途端にコンピューターが故障。そしてなんと電話までつながらなくなるというハプニング。電話がつ
ながらなくなったのは珍しい豪雨(英国一高い306メートルのシャードに雷が落ちた写真は日本でも報道されたと思います)のためか、お隣さんの増築工事の
ためか、古い電線のせいか、わかりませんが修理は来週になるとのことです。コンピューターのほうは、近所のお店に持っていき、さっきピックアップしたばか
り。カーソが動かなくなったり、消えちゃったりで困っていました。寿命かな?と思ったらお店の人が「大事に使っているみたいだから大丈夫」と言ってくれま
した。大事に使ってる?本当を言えば、私のコンピューターの知識はゼロに近いもので虐待しているのではないかと思っていたくらいです。そうしたらお店の人
は「かなり頻繁に使ってはいるようですが、虐待しているわけではありません。キーがちゃんと全部そろっているし」
はー?キーが飛んでしまうこともあるのでしょうか?頻繁に使っているかどうかはよく使うキーが光っているからわかったんですって。プロだなー。
さてスコットランドですが、本当に素晴らしい旅行になりました。ホテルや日程は私が組み、あとはその日の気分で周りました。全員(3人ですが)あまり若く
ないものですから、急がず、ゆったりと周ったおかげで途中寄り道をしたりして、思いがけなく素晴らしい経験もしましたし、イングランドではとっくに終わっ
たブルーベルが見事に咲いていました。野生の花が好きな友人のハズバンドは感激していました。
ホテルを予約する時はいつも「私だったら」を念頭に入れて予約しますので、お部屋からの景色を重要視しました。この写真もそうです。朝目が覚めてカーテン
を開けた時のもの。真ん中あたりに黒い点があるでしょう。これは佳奈ちゃんです。5時ころにはもう起きてひとりで散歩していたようです。背後に丘(山とは
言えないくらいの高さです)がそびえ、なんといっても広い!正にスコットランドの景色でした。そしてロンドンよりは日が長く、夜は10時以降でも明るいの
です。
今回、スコットランドに行くまでは「スコットランドが英国から独立するなんて現実味がない」と思っていました。でも向こうに行って感じたことは「スコット
ランド人にとって独立したがる気持ちもわかる」ということ。あまりに遠いロンドンのウェストミンスター(ビッグベンのある議事堂)で何もかも決められるく
やしさ、歴史に残るイングランドとの葛藤、そして何といっても価値観の違いを、特にロンドンに戻ってきた時に感じました。でもでも、本当は今でもスコット
ランドには独立してほしくないというのが私の本音ですが。
今日は「スコットランドの旅、その1」でした。