今回のスコットランドの旅は「無理せずゆったりと」をモットーに周ったのですが、一番走行距離が長かったのは、アバディーンからインヴァネス経由でネス湖
沿いを南下し、フォート.ウィリアムからグレンフィナンに立ち寄って再びフォート.ウィリアムに入るという日でした。本当は今回はネッシーに会うことは諦
めるつもりでしたが、結局「ここまで来たんだから」と、この日だけはちょっと張り切って寄り道をすることに。ネッシーが一番出やすいと言われるアーカート
城は、ふたりとも感激していました。「もっと時間があったら」なんて言っていましたが、ここまで来るだけでも相当な時間だったのですよ。この日は350キ
ロ弱を5時間ちょっとかけてドライブしました。運転は二人だったので、さほど疲れませんでしたが。
ただ午後からなんだか雲行きがおかしくなってグレン.フィナンに着いた時は雨!残念だなー。ここは1745年、ボニー.プリンス.チャーリーが先祖の失っ
たスコットランドの王座を再びスチュアート家に戻そうとフランスから戻り、「エイエイオーッ!」と旗を挙げたところですし、ハリーポッターの映画でハリー
とロンが列車に乗り遅れて車で列車を追いかけるあの素晴らしい鉄橋があるところです。素晴らしい景色のところで今回も日程に組み入れました。ところが雨で
何も見えない! ざっぷりと雨に降られたのはこの日だけでしたから、まあいいとしましょう。
フォート.ウィリアムでは今回ただ一つのベッド&ブレックファーストに泊まりました。ここは11年前に両親と泊まったところです。同じ部屋ではなかったの
で客室はわかりませんが、ガーデンは全く変わっていませんでした。「ああ、両親と歩いたなー。このベンチにも座ったなー」など思いながら同じことをしてみ
ました。今回は両親も娘のように思っていた佳奈ちゃんを是非ここに案内したかったわけですが、BBというよりは高級ホテルのような感じのグレンジ(The
GrangeそのBBの名前です)は気に入ってもらえました。ただあまりにインテリアに凝った客室に「間違ってオブジェなどを壊したらどうしよう!」な
どと心配していましたが、ついに何事もなくチェックアウトできました!
さて、50年以上の友とのスコットランドの旅の報告はこれでおしまいにします。楽しい旅行でした。そうそう、食事も満足してもらえました。スコットランド
の食事もますますおいしくなっています。でも食事を楽しむ秘訣は「毎日ご馳走ばかり食べないこと」です。時にはワインとチーズとサラダを買って、部屋でお
しゃべりしながらの夕食もいいものですよ。お腹を休ませるためにも。