ラベンダーでも色んな種類があるようで、例えばフレンチ.ラベンダー、スパニッシュ.ラベンダーなどです。イングリッシュ.ラベンダーは咲いている期間は7月いっぱいくらいまでと短いのですが香りが特に優れていて、アロマオイルなどに使われるのはこのタイプが多いとか。
ラベンダーは精神安定剤になるので、昔から安眠のために寝る時に目のマスクや、枕に入れたりしていました。半年前に泊まったホテルでは、枕元にロール式の小さなラベンダーのチューブが置かれていました。 For your peaceful night.
このロールをコロコロ耳たぶ、首、腕などに転がして、すっかりラベンダーガールみたいに(カレンダーガールではありませんが)なって休みました。そのせいかどうかはわかりませんが、朝までぐっすり寝ました。
さて、今日はラベンダーの事を書くつもりはなかったのですが、先日ヨークシャーにあるラベンダー畑に行った時のことをご紹介したかったのです。ここは38歳で亡くなったあるご婦人の追悼にと、ご主人がゼロから始めたラベンダー畑で今は娘さん二人も成人されて3人で経営しているそうです。
季節的にラベンダーはほとんど終わっていましたが、だからと言って人がいないのではなく、とても賑やかでした。畑の横に設けられたテントでは、オーナーの方がラベンダーに関してのレクチャーをやっていました。
お店も充実していて、ラベンダー入りのジャムが沢山!目移りしてしまったのでオーナーの女性に「あなたはどれが好き?」とたずねたら、「私はラズベリーとレッドカラントが一番好き。キャセロールに入れます。味がぐんと引き立つので。」 キャセロールとは陶器などに入れてオヴンで作るシチューのようなものです。えっ?デザートでもないキャセロールに?
チャツネは日本ではカレーに入れたりしますが、ジャムをシチューに入れるなんて聞いたことがありません。でも、好奇心のかたまりで出来ている私はどうしても試したくて買ってしまいました。その他ラベンダーとジンジャーのジャム、これも珍しいですね。そして主人のためにラベンダー入りレモンカード。全部試したらご報告しますね。
このラベンダーファームでのもうひとつの驚き。それはここにある植物は販売されているものも、観賞用のものも全て触ってもいいこと。今まで、そんなガーデンは見たことがありません。「お客を歓迎しているんだなー」と感じました。特にラベンダーは触って香りを楽しむことが大切ですから。
でもその他の植物も触っていいのです。
ヨークシャーを訪れることがあったら是非このラベンダー畑も覗いてください。
Terrington, York, North Yorkshire, YO60 6PB
Tel 01653 648008
http://www.yorkshirelavender.com/
こういうところには人間のみではなく、鳥や虫も集まってきます。皆、歓迎!いいですねー。
さて、今日はスコットランド独立か否かの国民投票の日です。
朝からニュースはそのことでもちきり......と思ったら、投票に向かう人の姿がテレビに写しだされただけ。そうですよね、結果は夜にならないとわかりません。22時ころから今夜は寝ないでテレビにかじりついていそう。
Yesに勝利が渡れば、大変な変化が起こるでしょうし、Noに軍配が上がっても、これからのイギリスは変わっていくと思います。どこかの国のように戦車で強引に留まらせるのではなく、戦争にもならず、国民投票で決める。やはり世界に誇る英国の民主主義の歴史の賜物と思います。