荷を積んだ馬が通るために何百年も前に造られた橋が沢山あります。
谷また丘の上高く漂う雲のごと、
われひとりさ迷い行けば、
折しも見出でたる一群の
黄金色に輝く水仙の花、
湖のほとり、木立ちの下に、
微風に翻りつつ、はた、躍りつつ...... ワーズワース作 田部重治訳
ワーズワースが妹のドロシーとアルズウォーター湖畔を歩いていた時に見つけた水仙を詩にしたものです。
水があまりにも澄んでいて、湖畔まで行けば思わず指を水につけてしまいます。夏でも氷のように冷たい水にすぐに指をひっこめて。
湖水地方に行ったなら、ウォーキングは欠かせません。今回はワーズワースの住んだ家、ライダルマウントとダヴコテージを結ぶ道をライダル湖、グラスミア湖沿いに歩きました。
楽しんでいるのは人間だけではありません。
ウォーキングをするなら朝食もしっかり取って。スターター(?)には旬のベリーや果物のシチューを。
お客様からの情報で、ダヴコテージに増設されたミュージアムで『ワーズワースと芭蕉:歩く詩人』展が開かれていることを知りました。
今はこの国でも日本の俳句が人気です。
古池や
蛙飛び込む
水の音
The old pond
a frog jumps in,
sound of water
Wordsworth Trust
向かいの建物ではワーズワース時代のレシピーから作られたスープを無料配給。リンゴが入っていると聞いて??と思いましたが、いただいてみるとけっこう美味でした。
ホームメードのケーキも。これらはワーズワーストラストのチャリティ活動の一環で行われているもので、利用するひとはドネーションとして募金箱にお金を入れていきます。
アルズウォーター湖を小さな船で遊覧もしました。
歩いて、遊覧もして、そろそろまたお腹がへったころ。湖水のホテルでアフタヌーンティです。
湖水地方と言っても美しい景色は湖畔だけではありません。遠くにアルズウォーターを望んだ谷をドライブします。
ポターが所有したターンハウズは小さな人口湖です。
ごめんなさい。昼食、夕食は名物のカンブリアソーセージ他、地元の素材を生かした料理の写真を撮ったつもりが....実際は撮っていなかったようで。自分のものばかり撮影していたようです。