ヴェジタリアン専用の番組は全くないのです。不思議です。
ところが先日、とてもうれしい記事が新聞に載っていました。あのミシュランの星を3つ持つ、そして多分地球上で一番有名なシェフであるアラン.デュカスが「肉をほとんど使わないレストランをオープンした」というのです。正確にはオープンと言うより、改築されたパリのプラザ.アテネの再オープンに伴い「地球の資源は乏しくなっている。だからこそもっと倫理的に、フェアーに消費することを考えなければならない。」というのがその理由だそうです。つまりこれからは環境にやさしく、健康的な料理を考えるということらしいです。
ヴェジタリアン、更にはヴィーガンの人口は確実に増えています。アラン.デュカスのようなシェフが増えれば、その速度ももっともっと早くなるでしょう。
水の消費を考えただけでも野菜1キロを育てるのに500から4000リットルの水が必要ですがそれが肉となりますと4000リットルから20、000リットルの水が必要になります。その他、1キロのビーフを作るに10キロの穀物(チキンでも2~3キロの穀物)必要だということです。
私の場合、最初は健康が理由でヴェジタリアンになったのではなく(今でも不健康なことも沢山しています)、生きている物を食べることがいやでヴェジタリアンになったのですが、そのおかげでずいぶん体調が変わったように思います。毎年一回は必ずとことん最後まできっちり完成していた風邪も、そこまで行かずに食い止めることができるようになり、ここ5年以上も風邪と言える風邪はひいていません。
このように、ヴェジタリアンになってからはそうすることが健康、環境保善に良いことが徐々にわかってきました。つまり全てがつながっていることに気が付いたのです。世界中で毎日お肉、お魚を食べている人が、週に一度だけでも野菜だけの日を作れば環境にも大いに影響があります。
今まで、ヴェジタリアン/ヴィーガン料理の写真を沢山撮りました。自分のために撮影したものですが、今日は、皆さんとシェアーしてみたいと思います。中には今年3月にカナダに行った時の写真もありますが、皆さんの中で、「食べてみたいな。」とか「作ってみたいな。」と思って下さる方がいらっしゃったら、とてもうれしいです。ご紹介する写真は全てヴィーガンです。
まずは我が家のヴィーガン料理のひとつです。ヒヨコ豆とたっぷりの野菜を使ったトマトの煮込みです。時々、ヴィーガン用のソーセージを入れることもあります。付け合わせはキノアというもので、見た目はちょっとクスクスに似ていますが全くの別物。ペルーやボリビアが元祖だそうで、昔インカでは「金の穀物」と言われていました。他の穀物の持つ栄養が全て含まれ、肉の持つ、そして人間に必要な9種類全てのアミノ酸を持つ唯一の食べ物です。料理もものすごく簡単、しかも時間もかからず、サラダやスープ、デザートやケーキなどにも使えますので、我が家では一番大切な食べ物のひとつです。
レストランやパブは、日本食ブームの煽りから、日本食にヒントを得て作られる料理も多くあります。
ベトナム料理も。
メキシコ料理も。
インド料理も。
朝ごはんもヴィーガンでいきましょうと....
デザートだって。
何料理かわかりませんが、その他にも....。
これはたしかアラブ系だったかと....
ドナッツまで....ドーナッツ好きの主人曰く、「クリスピー.クリーム顔負け」だそうです。
動物性のものを全く使わず(乳製品も卵も無しで)、こんなに美味しい料理ができるのです。それを
一人でも多くの方に知っていただくことは私の大きな願いです。