A Dog is for Life, Not Just for Christmas.
毎年、クリスマス近くになればこのスローガンを掲げて走っている自家用車や新聞記事を多く目にします。つまり、「犬はクリスマス時だけのものではありません。一生付き合うものです」と言う意味です。クリスマスに動物をプレゼントする人が多いのですが、クリスマスが過ぎてしまうと世話をするのが大変になって捨てられる動物が多いのです。
私も子供が小さかった時にクリスマスにウサギをプレゼントしたことがあるので、気持ちはとても良くわかります。動物好きの子供にとっては何にも代えがたいプレゼントで、喜ぶこと間違いなし。
この新聞記事は、クリスマスにプレゼントされた子犬が一か月近く経って、そろそろ体も大きくなり始め子犬のやんちゃぶりを発揮してきた今、めんどうを見きれなくなってバタシー.ドッグズ&キャッツホームなどのレスキューセンターに連れてこられる犬が多いという内容です。
こんな写真を見れば、いつも思うことは「あと一匹飼おうか?」ということ。「家に3匹の犬がいるなんて、楽しいじゃない!」と主人と話したりしています。でも、きっと3匹が4匹になり、4匹が5匹になり....今の家じゃ絶対無理な話です。ウチの犬たちは本当に手がかかりません。24時間のうち、散歩の2時間とご飯の時を除いてはいつもまるで置き物のように眠っている犬たちです。それなら3匹いても.....と誘惑に負けそう。
犬を飼うことによってどれだけ暮らしが楽しくなるか、そして子供にとっては動物と一緒に生活することはその子の性格を形成するにあたって大切な役割をすることと思います。それを考えると皆に勧めたい気持ちはもちろんあります。我が家にとっても、もはや犬のいない暮らしは考えられません。でも、犬を飼うということは、時間とエネルギー、そしてお金もかかります。毎日の散歩はもちろんです。病気になれば獣医さんに連れて行かなければいけません。
「犬を飼うこと」は「責任を買うこと」です。責任ある飼い主になってこそ、「犬を飼うこと」の本当の歓びが与えられるのです。
ですから、動物を飼う前に、もう一度真剣に考えてみる必要があります。犬はものではないのですからぬいぐるみのような感覚で子供にプレゼントすることだけは絶対に避けるべきでしょう。