このツアーが終わった直後に他の仕事が入っていて、明日から湖水地方ですので今日は簡単にツアーの報告をさせていただきます。詳しくはカルチャーツーリズムUKのサイトにいつか(7月に入ってからになるかもしれませんが)載せますのでご覧ください。(www.culturetourismuk.com)
ツアーは皆さんが前日から宿泊されているロンドンのミレニアム.グロスターホテルからスタート。この日は午前中にヴィクトリア&アルバート.ミュージアムを2時間強の時間でご案内しました。今回は完全に紅茶、食に関係のある部分のみのご案内でしたが、とにかく見ていただきたいものが多すぎて最後には少し駆け足になってしまいました。でも皆さんにはここから始まるツアーの予備知識を学んでいただけたことと思います。
そして3時半頃にデンマンカレッジに到着。それぞれのお部屋にチェックインです。
カレッジのベッドルームは基本的に全てシングルで、それぞれの部屋は20万人以上の会員を持つWI( Women’s Institute 婦人会)の支部の人たちがデザインしたもの。私の部屋は東ケント州支部のお部屋でした。素晴らしい刺繍が飾られていたり、全てのお部屋はセンスの良さがたっぷり表れていて素敵でした。
チェックインの後は、お茶を飲みながらミーティングです。
この日デンマンカレッジに到着した人たちへ校長、講師たちからの歓迎のご挨拶です。
翌日はベイキングのクラスです。ヴィクトリアスポンジ、ベイクウェルタルト、スコーン、ショートブレッドなどを習いました。
講師によるひとつひとつのお菓子の実演の後は皆さんにも作っていただきました。
長年お菓子を作り続けている方、今回初めてケーキを作る方と経験はまちまちでしたが、出来は大成功。使い慣れていないキッチン道具もすんなりとこなしていましたよ。
レッスンの合間には午前と午後にお茶とお菓子の休憩があります。
朝食、昼食はセルフサービス。暖かいもの、サラダなどお好きなものを召し上がっていただけます。
お菓子のレッスンの後は先生がデモンストレーションしてくださったものをいただきました。皆さんが作ったものはお持ち帰りです。日本まで持って帰られました。
翌日はティーカウンシルのティールームアワードで優勝し、後ご自身も審査員としてイギリス中を周られたアイリーン女史から紅茶文化のレクチャーを受けました。メンバーの中にはティーショップを経営されている方もいらっしゃって審査の対象になる大事な部分などを教えていただき、今後のビジネスに関して学ぶことが多かったようです。
エドワード時代のデザインで作られたティーガウンです。
レッスンの合間にカレッジの散歩。
カレッジのあるマーチャムの村の散歩も。
カレッジでの滞在後はコッツウォルズの観光です。
パブリックフットパスも歩きました。
ツアー最後は19世紀にアフタヌーンティを考え出したベッドフォード公爵のお宅ウォーバンアビーへ。
そしてロンドンに戻る前に日本の天皇陛下ご夫妻も訪問されたハートウェルハウスへ。
アフタヌーンティの前に広い敷地を散歩しました。
丁度金グサリの綺麗な時でラッキー。
ツアー最後の時間はやっぱりアフタヌーンティです。ハートウェルのアフタヌーンティは執事のような格好の方がサーヴしてくださって、なんとなく公爵夫人になったような.....
今回は告知してから締め切りの期間が短く、お申し込みいただくお客様の人数が気になったことももありましたが、カルチャーツーリズムUKとしての初めてのツアーですので催行人数に達しなくても是非催行したかったわけです。
その結果7名の方にお申し込みをいただきました。さまざまな年齢の方が日本全国から、そしてロンドンからご参加頂き皆さんとても素敵な女性たちで初めからすっかり気が合ったようで和やかな雰囲気の中で紅茶文化、アフタヌーンティ文化、そして最後には全てがつながるイギリス文化を実際に体験しながら学んでいただけたことは私にとっても本当に素晴らしい経験になりました。
何より、「このツアーでもっと自分を客観的に見ることが出来るようになりました。」「考えさせられることを沢山経験しました。」「また是非イギリスに来ます」というご意見が聞かれたことが私にとっては一番うれしいことでした。
今回の写真はメンバーの方たちのお許しを得て掲載させていただきました。ご参加下さった皆さん、ありがとうございました。またお会いしましょう!
またこのツアーにご協力をいただきましたDenman College, RSVP Butlers Ltd.,
Prestige Incoming Servicesに深くお礼申し上げます。