さて、今年の冬は寒さが厳しくなりそうとの予報で、一応覚悟はしているのですが先週から今週にかけては気温の変化は激しいものの「寒い!」と特に感じていません。
先週のある日。前日は薄手のジャケットで町を歩いていたのに、その翌日は霜が降りていました。あまりの美しさに温かい家の中からせーター1枚で庭に飛び出し、霜で凍りついた芝生の上を長靴でサクサク音を立てながらグルグル歩きました。その気持ちが良かったこと。
まるで砂糖に包まれているようなバラはウェディングケーキにの上に載せてしまいたいくらい。霜にも負けず可憐に咲いてくれています。でも蕾は開くかな?
ここまで開いたらもうチョイッ!でもそのままでも十分美しいですよ。
一方ロンドンでは11月からすでにクリスマスの秒読みが開始と言ったところ。年々クリスマスが早くやって来ているように感じるのは私だけでしょうか。
コベントガーデンはミスルトー(ヤドリギ)が天井から吊るされていました。ミスルトーはクリスマスの時期は家の中では上から吊るします。昔は男性はミスルトーの近くにいるどの女性にもキッスをしてもいいという習慣がありました。女性にキッスをすることをためらうシャイな男性のために、また人前で堂々とキッスをするのがモラル上よろしくないと考えられていた頃の習慣ですが、今はこの習慣を持ちだすことが返って野暮に見えることもあるようです。でもミスルトーはキッスとは関係なくいまだにクリスマス時の飾りとして使われています。
トラファルガー広場のクリスマスツリーは第二次世界大戦でノルウェイのロイヤルファミリーがイギリスにお世話になったお礼として毎年贈られるもの。
今週はマイルドな天気に逆戻りという予報です。冬に突入したならそのまま寒いままでいてくれたほうが安心します。天気や気温に大きな変化があるたびに地球のことが心配になります。