こんなこと、私の40年の英国生活で今までになかったような気がします。
さてそんな暗い天気が毎日続いていると、外出もおっくうになりがち。でも家でパソコンの前に座っていては体が固まってしまうと、この前の日曜日に町の中心の広場に面したベル・イン(1591年からの旅籠)からクラシックカーマニアのドライブが出発するというので行ってきました。
イギリスはクラシックカーファンが 多いんですね。こんな小さな町から出発するイベントもあるのですから。クラシックカー大イベント(ロンドンからブライトンまでのドライブやグッドウッドでのイベントは有名)がイギリス中である中、ウィンズロウのような小さな町でもクラシックカーが見られるなんて!
ベル・インの駐車場に集まったクラシックカーたち。
山高帽氏がマスコットになっていて。でも昔はこういう帽子をかぶって運転していたかも?
きつねがマスコットになっている車も。
車輪が木でできている!おっかないなー。
ドライブが始まる前に、オーガナイザーから規則や道のインフォメーションがあります。「〇〇の通りは通行禁止の看板が立っていますが、無視してけっこう。あれは昨夜洪水があったので出された看板がそのままになっているだけです。今は水の深さも30センチくらいにひているので問題ないでしょう。」。えっ?クラシックカーで30センチの水たまりを渡るの?」
いよいよ出発です。隣にはナビゲーターが。
「左折しまーす」と手で合図。
クラシックカーと言えば高級なイメージがあり、限られた人だけの趣味と思われがちですが、ウィンズロウのイベントはごく普通の人たち、しかもボロボロのクラシックカーを自分でレスキューして楽しんでいる人たちが多く、暖かくフレンドリーな雰囲気でした。「乗ってみなか?写真をとってあげよう。」という人もご自慢のクラシックカーを見せたくて仕方がないといった風でした。
次第に雨もポツポツ振り出し、屋根のない車は大変だなーと思いましたが、彼らはそんなことは全然気にかけていない感じでした。「雨が降ったらその時はその時で、パブの駐車場に止めて晴れるのを待とう。」とそんな気持ちみたいです。
次第に私も「雨が降ったらその時はその時でティーショップで暖かい紅茶を飲みながら晴れるのをまてばいい。」くらいの気持ちに変わってきました。暗いお天気に左右されるのでは人生の楽しみは半減しますよね。