4/02/2018

エイプリルフールに騙されました!

イギリス人にジョークは欠かせません。お葬式のスピーチでさえジョークがつきものという話は以前にしました。

もちろんエイプリルフールはこの国では祝日ではありませんがあちこちでジョークが飛び交う日です。国営放送のBBCでもこの日は本気でウソを言うので、4月1日は予期しないことが報道されると「ホントかな?」と思ったりもします。

 1957年 には「今年はスパゲティの木にとって良い天候が続いたのでスイスのスパゲティ農場はスパゲティが豊作」と報道したところ、世界中から「是非その木を買いたい」とBBCに連絡したそうです。

http://news.bbc.co.uk/onthisday/hi/dates/stories/april/1/newsid_2819000/2819261.stm


https://www.youtube.com/watch?v=tVo_wkxH9dU



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 また、やはりBBCが1980年に報道した「ビッグベンがデジタルに」の報道では時計の針は必要なくなるので、最初に連絡をした4人にプレゼントする旨を伝えたところ、日本からの応募もあったとか。
  

 そして今年。なんとナショナルトラストがひと騒動を起こしました。犬は人間の何十倍の嗅覚を持っていて、初期のガン患者を発見するのに役立っているという話は有名ですが、今度はその嗅覚でナショナルトラスト所有の名画が本物かどうか見極めるというニュースがナショナルトラストのウェブサイトで発表されました。ナショナルトラストはすでに一匹を雇い、現在もう一匹を訓練中ということです。

どうして本物かどうかがわかるかと言いますとそれは使っている絵の具に理由があるようです。画家は同じ絵の具を他の絵にも使うことが多く、しかも絵の具も年代によって材料などが変わるので、微妙な匂いが犬にはわかるらしいのです。


私たちは、これをドライバーガイドをしている友人のヒューから受け取りました。そして「素晴らしい!やっぱり犬は人間より賢いなー」と本気で思ったのでした。 皆さんも下記のサイトを見れば、あまりに説得性があってエイプリルフールだったことなんかすっかり頭から消えるでしょう。

https://www.nationaltrust.org.uk/features/meet-our-curatorial-sniffer-dogs

ヒューは今日もまた多分アメリカ人のお客様をストーンヘンジかどこかへ案内していることでしょう。ナショナルトラストのエイプリルフールのサイトに騙されたひとたちの顔を思い浮かべながら。