デイリー.テレグラフ紙に載った記事です。今年のイギリスの夏は例外的に暑い日が続いています。そこでデヴォン州にある学校で、男子生徒がショーツをはくことを学校側が認めなかったために50名の男子生徒がスカートで登校(男子生徒がスカートを禁止するという規則はないため)。学校側はついに来年からショーツを認めると発表しました。
学校側では、更に夏はタイの使用の義務化を廃止、シャツの一番上のボタンをはずす許可、特に暑い日はシャツをズボンの外に出すことを許可すると発表しました。
上の写真はローカル新聞に載ったものだそうで、そもそも15歳のライアン.ランべス君が(上記左)考え出したことで、その友人ふたりが賛同して広がったものだそうです。こういう学生がいるのって頼もしいですねー。
以前、ウェールズの学校への視察訪問に仕事でご一緒した際に聞いた話ですが、その学校では毎週一回 ‘Meat Free Day’ というのがあって、この日の給食には肉類が一切出されません。学校側は最初は、「生徒だけではなく、職員、庭師が力をつけるためにお肉は必要」と反対しましたが、「力をつけるのにお肉は必要ない」という生徒のプロテストで、ついにMeat Free Dayができたそうです。
ずっと前ですが、日本の学校で制服、身なりにあまりに厳しい規則に抗議した生徒に対しての先生の答えは「規則だから仕方ないだろう。」という答えになっていない答えが返ってきて驚いたことがありました。規則は環境、状況によって変えていかなければ単に「変な規則」としてマイナスになっていきますよね。
スカートをはいた男子生徒、あっぱれでした。
これに対して、「最近の教育はトランスジェンダーを推進している」とする教育家もいます。どちらにしても社会の中での男女の差が年々縮小されていることは確かです。「男だから」とか「女だから」という言葉は、近いうちに失われる可能性もあるかもしれません。