8/09/2017

ヴィーガン食が日本で紹介される。

娘たちから「日本でヴィーガン食の番組が放映されるから日本の家族に録音してもらって!」とメールが来ました。とにかく彼女たちは、どこから情報を仕入れてくるのでしょう? まるでヴィーガンニュースの放送局です。そこで早速日本の弟妹に連絡しました。私も含め、私たち弟妹はどこか抜けたところがあり、テレビの前で待機していても「あっ!忘れた!」という人たちなのですが、3人に頼んでおけば一人くらいは大丈夫かな?と思って。8月7日放映「未来世紀ジパング~沸騰現場の経済学」という番組です。

放映された翌日、妹から報告がありました。「良い番組だった。」「これから確実に日本にやってくるであろう食(ヴィーガン)の紹介。」 「ビル.ゲイツが数百億円をかけて宣伝協力している。...ヴィーガンは健康だけではなく地球環境にも良い事。などなど、、」と。そして今朝お客様からもメールをいただき、「興味深かった」と。

ビル.ゲイツの他、アメリカ元大統領ビル.クリントンや映画「エイリアン」や「タイタニック」などの監督で知られるジェイムズ.キャメロン有名人がヴィーガンであることも影響して、世界のヴィーガン人口は確実に増えています。

ただ、番組を見た妹やお客様の共通した感想は‘疑似肉’‘模造肉’という言葉が飛び交ってイメージが良くなかったと。そうですね、もし私がこれをレストランのメニューで見かけたら「偽物」のイメージが強くて、注文をためらうことでしょう。お肉ではなく動物の内臓を使って肉に似せて作られたものというイメージです。 何故、‘プラントミート’とか‘プラントチーズ’といった、または少なくとも‘植物肉’といったようにそのものズバリの言葉を使わないのでしょう?

さて、そんなわけで今日は我が家の冷蔵庫、パントリーの食べ物の一部をご紹介します。バター類はオリーブ、ひまわり、大豆など植物100%のもの。チーズも同じです。お肉は乾燥物よりも冷凍の方が大豆独特の香りが少ないように思います。特に大豆の冷凍挽肉はスパゲティ、ラザニア、肉じゃがになどに使います。すでに調理されたものとしてはリンダ.マッカートニーのハンバーガーやソーセージは料理するのが面倒だったり、時間がない時には重宝します。




ミルク系に至っては、スーパーに並ぶ種類は限りなくあります。豆乳、オートミルク、ライスミルク、キャシューナッツミルク、ヘイゼルナッツミルク、アーモンドミルク......






ワインやプロセッコもヴィーガンです。「ワインは全部ヴェジタリアン・ヴィーガン」と思っている方が多いと思いますが、そうではありません。ワインの製造過程でワインの濁りを取るために清澄剤というものを入れますが、これには牛乳から採れたプロチン、また家畜のコラーゲンから作られるゼラチンや(家畜の皮、角、蹄、内臓など)魚の膀胱から採る「アイシングラス」という物質が含まれています。以前は、ヴィーガンワインを探すのに一苦労しましたが、最近では簡単に手に入ります。

そこで、私がワインを選ぶ際にまずチェックするのが ‘V’ サインです。これが付いているワインはヴィーガンの人もOKということ。つまり動物性のものは一切使用していない証拠です。料金も他のワインと同じです。







先日BBCのニュースでヴィーガニズムのことが取り上げられていました。調査では今イギリスでは5人にひとりがヴィーガンになることを考えているという驚くべき結果が出たそうです。お肉を食べ続けると、動物の排泄物の量や水の摂取量で環境が侵されるために将来重大な問題を引き起こすことになると。

ヴィーガニズムにあまり馴染みのない方は、まず一週間に一回お肉を食べない日を作ることから始めてください。それだけでもヴィーガンの暮らしを少し味わえますよ。また、毛皮のコートを買う時は、そのコートのために罪のない動物が殺されていることを考えてみてください。地球上の生き物の命の尊さを考えると行きつくところはヴィーがニズムです。それが健康につながるとなればますますヴィーガニズムイコール未来と感じます。ヴィーガンの暮らしは何と言っても気持ちが良いものです。

ジェイミー.オリバーのレシピは65%がヴェジタリアンとか。世界はどんどん変化していきます

今、私はあるヴィーガン関連の会社と一緒に日本の方たちのためのヴィーガンツアーを企画中です。日本のヴィーガンの方々が外食もできない、もちろん海外ツアーにも参加できないという話を聞いてから、いつかはヴィーガンツアーのご案内をするのが私の夢でもありました。現在ホテル、レストランの予約もほぼ完了、イベント、料理教室、クリスマスマーケット、コッツウォルズ観光など非常に中身の濃いツアーです。おいしいヴィーガン食を満喫していただきます。近々告知できるはずですので、興味のある方は是非ご参加ください。期間は今年12月6日から11日までです。ご質問がある方はご連絡ください。KijimaTivers@aol.com