今回は、ワーズワースの住んだ家2軒、ダヴ.コテージとライダル.マウントに行きましたが、ライダル.マウントの庭のアジサイの色がため息がでるほど美しく、なんだか今回はアジサイツアーみたいでしたよ。
この色のハーモニーは一体なんでしょう!きっと白からブルーへとそれぞれの蕾は毎日色を変えているのでしょうね~。
ワーズワースはダヴ.コテージに住んでいましたが子供が増え、来客も多くなってきて大きな家に移ることを決心します。ライダル.マウントはダヴ.コテージの次の次に住んだ家ですが両方訪れる方はそれぞれの家の違いに驚くことでしょう。小さくて暗いイメージのダヴ.コテージ、そして新しくて大きくて光が満ち溢れているライダル.マウント。住むなら絶対後者と思いますが、特に自然を謳う詩人は厳しい自然に身を置くことで良い詩が出来るのかもしれません。
特にワーズワースは「質素な暮らしの中に高尚な考えが生まれる」と言っています。それを実践するように彼はライダル.マウントに住んでいた時よりダヴ.コテージで暮らしていた時のほうが世に残る詩を沢山書いていますから。
庭から眺めるライダル.マウント
ガーデニングに興味を持っていたワーズワースがデザインしたと言われる庭。
そしてこちらは庭から眺めるダヴ.コテージ
私だったらどっちを取る?そうですねー。55歳くらいまではダヴ.コテージに住んで、その後はライダルマウントかな?でももしどっちかひとつと言われたらダヴ.コテージかも?昔の人は暖房もなく、寒い部屋で薪をくべながら、それが普通の生活だったのでしょう。だから私だって出来ないことはない!と思うとダヴ.コテージはやっぱり魅力的です。寒い冬は、一仕事を終えて暖炉の火の前で家族団らんか、あるいは訪ねてくれる友人とお茶を飲みながら夜更けまで語り明かし.....そんな生活の中では、詩のひとつやふたつは書けそう!