9/29/2017

変わるロンドン

地方の仕事が多い私は、ロンドンに住んでいた時でさえ仕事以外で中心に出ることは少なくなっていました。でもたまに出ると新しい建物が次から次に建っていて驚いたものです。バッキンガムシャーに越してからは、ロンドンに出る機会はもっと少なくなったのですが、先日仕事でスカイガーデンに行って来ました。

このガーデンは‘20フィンチャーチ.ストリート(通常、その形からウォーキートーキーと呼ばれる)’という現在はロンドンで14番目に高い160メートルのビルの35階にあります。

必ず少なくとも3日前に予約しなくてはいけませんが、シャードと違って上るだけでしたら無料ですので、Eチケットを持った人がすでに並んでいました。10分後にやっと中に入り、その後厳しいセキュリティチェックがあります。そこを通過すると超高速エレベーターで35階に。

360度の視界ですから、ここからロンドンの全体が見渡せます。






現在英国1の高層階ビルであるシャード(310メートル)がなんだかずいぶん低く見えました。
 



周りの景色に夢中でしばらくは「ガーデンに来た」ことを忘れていました。さてガーデンはどこ?と思ってガラスから離れるとジャングルのような緑がありました!










室内に緑があることはうれしいけれど、ここはガーデンを楽しむと言うよりは、何と言っても眺めです。

一番感動したのはロンドン塔。全体がはっきり見えました!
 
 
 

「この素晴らしい景色を見ながらドリンクでも?」というお客様の言葉に「はい!」っと一度は答えましたが、その後の日程がぎっしり詰まっていますので、「残念ですが...」が後に続きました。本当に残念。

外に出て思いました。ロンドンは日増しに高層階の建物が増えています。以前はお客様から「高い建物が少ないけれど、高さの規正はあるのですか?」と頻繁に質問されました。でも今はそういう質問は皆無。

私が初めてロンドンにやって来た時は一番高い建物は、現在BT Towerと呼ばれるタワーでした(177m)。最上階は回転するレストランだったと記憶しています。それが今ではロンドンで11番目の高さになっています。1700年代はセント.ポール寺院が一番高い建物(111メートル)でした。今では14番目にになっています。因みにビッグベンは96メートル、ロンドンアイは120メートルです。

スカイガーデンを見た後で周りを歩いているとなんだかビルとビルの間で挟まれてしまいそうな感じになりました。思いっきり空を見たいなーという変な感覚。

高層のビルがあまりに多く建ちすぎて昔のロンドンがちょっと恋しくなりました。