12/14/2017

ウェッジウッド・ビジターセンターのクリスマス

アフタヌーンティと言えばマナーハウス・ホテルやロンドンの高級ホテルでというのが定番ですね。特に日本からいらっしゃる方は時間的に田舎まで行ってアフタヌーンティを経験する時間がないので、ロンドンのリッツ、ブラウンズ、クラリッジズなどでアフタヌーンティの洗礼を受けて帰国される方が多いようです。雰囲気はホテルによって違いますので、アフタヌーンティに凝っている方はロンドンにいらっしゃる度に違うホテルで試されるようです。最近は紅茶も単に「イングリッシュ・ブレックファースト」「アッサム」「ダージリン」などではなく○○茶園の○○、時には○○年物など20種類以上のお茶がメニューに書かれていて読むだけでも時間がかかり聞いたことのないお茶はなんとなく試してみたくもなります。

さて、今回はちょっと意外な場所をご紹介します。ウェッジウッドと言えばイギリスを代表する陶器ですね。現在はフィンランドの企業が経営していますが、ビジターセンターは大改築を行い以前とはだいぶ変わりました。

こののビジターセンターは、昔ウェッジウッド、スポードなどイギリスの有名ブランドの陶器がほとんど作られていたストーク・オン・トレントにあります。今日は、ここでのアフタヌーンティのことを書きましょう。私は予約時に「ヴィーガン」のアフタヌーンティを予約しておきました。




サンドイッチはフィンガーサンドイッチの代わりにオープンサンド。通常のハムや卵の代わりにチャツネと一緒にアーティチョークのピクルス風のものやアボカドとトマトなど。色も鮮やかです。






クロテッドクリームの代わりにココナッツミルクで作られたクリーム。お砂糖を使わなくても少し甘みがあるのでジャムなしで。その代わり生のベリーが合います。




クリスマスの時期はクリスマスプディングの形をしたチョコレートやツリーに飾りたいほどカラフルなキャンデ、そしてフリーズドライや新鮮なベリーです。メレンゲももちろんヴィーガンです。ひよこ豆の煮汁で作りますが、ふくらみを出すのが難しいものです。ここのものは完ぺきでした。



ウェッジウッドではアフタヌーンティ以外にも売店とミュージアムがお勧め。ミュージアムでは18世紀からウェッジウッドの歴史がよくわかります。1時間くらいかけてじっくり見たいものです。売店はファクトリーショップ、ミュージアムショップなどいくつかありますがディスプレイが素敵なのはメインの売店です。








「アフタヌーンティはどこがお勧めですか?」とよく聞かれます。久々に「ここはお勧めです」と胸を張って言える場所が見つかりました。しかも値段もロンドンの半分以下です。特にこの時期はカラフルで心の底から楽しい雰囲気にさせてくれるウェッジウッド・ビジターセンターはお勧めです。