8/17/2018

ダウントン・アビーとアンティーク

先日ご夫婦をご案内しました。ご主人は5月にお仕事で渡英された際にグループで案内させていただきましたが、その際に奥様へのお土産として購入されたアンティークの銀の小箱がとても気に入られて今度は奥様とご一緒にイギリスにいらっしゃったというわけです。

一日の日程の焦点はテレビでお馴染みのドラマ、ダウントン・アビーのロケ地巡りとアンティークショッピングでした。ダウントン・アビーの館に使われたハイクレアのほうはご自分たちで行かれましたので、私はバンプトンの村を始め田舎のロケ地にご案内しました。


コッゲス・マナーファームはドラマではユー・トリ―ファームになっていてレディ・イデスの子マリーゴールドがデュー夫妻に育てられたところ。ここは昔から一般に公開されていていますが、実際に運営されているファームではありません。昔の農家の様子を垣間見ることができるよう保存されています。



 ダウントン・アビー撮影の様子のビデオを見せてくれる部屋もあります。




当時一般の人のガーデンは、花を観賞するというよりは生きるための野菜を作ることのほうが大事でした。





 不思議、不思議。5月に咲くフジが咲いていました。そういえば、先日訪れたオックスフォード近くのガーデンでもフジが咲いていました。普通のものと種類が違う?それとも今年の異常気候のせいで2回咲いているのでしょうか?





バンプトンの村はダウントンの村として使われました。ベンチが置いてある芝生の場所ではさまざまな舞台がくり広げられましたが、あまりに小さな場所で皆さんびっくり。後ろの教会も結婚式やお葬式、洗礼式などに使われました。




ドラマが始まって比較的すぐに交通事故で死亡したマシュー・クロウリーとその母イゾベル・クロウリーの家。




バンプトンの村の歴史博物館になっている建物はダウントン病院として使われました。




バズィルドン・パークの館。館内の一部の部屋は一族のロンドンの家として使われています。またローズとアティカスの結婚式やローズの社交界デビューの際の舞台ともなりました。












この他にもスウィンブルック (レディ・スィベルがブランソンと駆け落ちをして泊まった旅籠は実際はスワン・インと言う宿泊施設のあるパブです)などを周り、最後にハンガーフォードでアンティークショッピング。午前中は雨も降りましたが午後からは晴れてナローボート付近で遊ぶ子供たちが可愛らしく、お客様としばらくぼーっと見つめていました。







この町のアンティークセンターでは、お客様は飾りにもなるバターディッシュを買われ、私はヴィクトリア時代の純銀の縁取りがついた重たいガラスのボウルを格安の値段で買いました。







ダウントンアビーは今度は映画になるそうです。俳優はほとんど同じということで、ドラマにはまってしまった人も懐かしいことでしょう。

私は、BBCのテレビドラマの「ポルダーク」 というのにはまっていて、最近シリーズが終わったばかりです。18世紀のコーンウォールの鉱山が舞台になっているのですが、歴史的な背景がおもしろいです。人気ドラマなので一年後に5回目のシリーズが放映されることは決まっているのですが、来年が最後という噂もあり、もし本当なら残念でなりません。

テレビドラマの影響が自分の生活に意外と大きく関係していることに驚いています。