3/02/2019

イギリスの職人気質に触れるツアー

イギリスファッションを扱うブランドBritish Madeの第一回目のツアーが終了しました。British Madeはイギリスの商品のみを販売し、‛それらの商品を生み出したイギリスのクラフツマンシップを日本のお客様に感じていただく’ために今回第一回目のツアーが催行されました。その結果、お客様に実際に職人気質に触れていただき、品物のルーツを知ると共に、イギリス文化を肌で感じていただけたと思います。

https://www.british-made.jp/

このようなツァーは私も初めての経験で知らないことも多く、とても勉強になりました。

今回は靴製造のメッカNorthamptonとLondonの2か所を5日間で周りました。


まずは手仕事で靴を作るNorthamptonにあるチーニーズの工場からスタート







現在は改装中で閉鎖になっている靴の博物館からは、特別に館長さんが靴をわざわざ持ってきてくださって靴の歴史を説明してくださいました。






 実際に靴を持って貴重な体験



200年前のビール工場がリバイバルされたフィップスのビール工場で。当時の規模からすると大分小さくなりましたが、品質に関しては徹底しています。


ツアーが始まる前に、まずはご自慢のビールで乾杯。






地下の冷たい貯蔵庫では建物の歴史を感じます。




オックスフォードの町の観光はクライストチャーチ・メドウの川の畔を散歩したり、ボードリアン図書館の前で記念撮影したり。




 Northampton では素晴らしいRushton Hallに2連泊です。










ツアーのメンバーたちが、お茶を飲みながらラウンジで楽しいおしゃべり。




Northamptonではこの他にチャールズ・レニー・マッキントッシュのデザインした家に行きました。ここは世界で唯一、彼が晩年にデザインしたインテリアや建築内部のスタイルがオリジナルのまま残る貴重な建物です。78Derngateと呼ばれるこの建物に関しては、後日別個にご紹介します。


ロンドンに戻る日は途中でアフタヌーンティ。(下記はヴィーガン用のアフタヌーンティ)




3代目ビュート伯爵の(ジョージ3世時代の首相)ために1700年代終わりに建てられた豪華なお屋敷です。




そしていよいよロンドンへ。紳士のファッションで有名なDrake'sの工場に向います。ネクタイが完成されるまで、一本一本職人さんが自分の分野を完成させていく過程は正に職人の技術の見せ所。良く切れるハサミの音を聞くだけで品質がわかる気がします。










 場合によっては昔の布を使って、ビスポークのタイを作ることも。そのためにアーカイヴにもたくさんの生地が保管されています。世界にひとつしかない自分のネクタイって特別ですね。




ロンドンでは、旧市街にあり昔靴職人が多く働いていたコードウェィナーの地域や、セントジェームズ、セビルロウの仕立て屋さんの多い地域をウォーキング。




こうして5日のブリティッシュ・メイドのツアーは終わりました。最後は有名な魚介類のお店で打ち上げランチ。フィッシュ&チップスでした。お客様はその美味しさに感激されていました。




ついでに、これはその時の私の食事でした。モロッコのタジーンに似たお料理でしたが、美味しかったです。




British Madeのツアーは、これからも続くそうです。第2弾目は今年暮れか来年初めに予定されています。次回は女性にも十分魅力的な内容を考えていらっしゃるとのことで楽しみです。