8/01/2019

ブラックベリーを摘んでもいいの?

昨日、ベリーのことを書きました。ブラックベリーだけは娘のところではなく家の近くの野原で収穫すること言いましたが、時々日本の方々から「勝手に摘んでもいいの?」と言われます。

法律では勝手に摘むことはできないことになっています。つまり所有者の許可が必要というわけです。ですから公園で摘むには市の許可を得なければいけないし、私の場合は野原の所有者は農家の人です。でも誰もそんなことしていませんし、市の方に正式に書面で許可を得るのは市役所の人の仕事がふえるばかり。農家の日とも忙しくてそんなことしていられません。

ここにイギリス人の国民性が出ているかも?「なんでも常識の範囲内で」というのがそれです。法律も何百年前から変わっていない変な法律もあるのですから。例えば、「ウェールズ人は太陽が上がる前にチェスターの町(イングランド)に入ってはいけない」「クリスマス時にクリスマスプディングを食べてはいけない。(17世紀の市民革命の際にオリヴァー・クロムウェルが設定した)」という法律も改定されずにそのままのようです。でも、誰も守っていません。


毎日ジャスパーとルビーの散歩で行くある農家の所有の野原。




ブラックベリーは考古学分野で発掘されたものから8000年前から人々が食べていたことがわかっています。

場所によって摘む時期が違いますが、イギリスでは8月から9月終わりまでの間(9月29日のマイケルマスの日まで)が時期です。私の家の近くでは8月半ば過ぎから9月中頃までが摘み時です。

今はまだこんな感じ。







陽の当るところでは少しづつ色づいてきています。




明後日は久しぶりにコッツウォルズでの仕事が入っていますので明日はロンドンに向かいます。