2/16/2020

デニスという名の暴風雨

今年に入ってから3回もストーム(暴風雨)が来ました。1月はストーム・ブレンダン、先週末はストーム・キアラ、そして今週末はストーム・デニスという名前のストームです。日本ではよく台風10号とか聞きますが、これは毎年一番早く発生した台風を1号として以後順番に番号をつけるそうですね。

ハリケーンや暴風雨に名前をつけることは何百年も前からあったそうですが、その後女性の名前だけになり、2010年ごろから男女の名が交代で使われるようになりました。

天気予報でアンバー(アイルランドではオレンジ)か赤の警報が出る場合につけられるこの名前は一般募集して決められるそうですが、アルファベット順なので、Peter、Paul、Sophie、Thomasなどの名前が使われるのは何年も後になるようです。

さて、頻繁に来ている暴風雨であちこちに被害が出ています。洪水になっているところもありますし、飛行機、列車にキャンセルも沢山出ています。私が毎日の散歩で通る路地の家の塀も倒れて庭がむき出しになっています。




道端の木々も倒れています。






今、ラグビーのSixNationsのマッチが行われていますが、それでなくても楕円のボールはキックの際や、バウンスした際は思ってもいなかった方向に飛んでいくのですが今回は強風や豪雨で選手がキャッチするボールもツルンと腕を抜けたり、簡単そうに見えるペナルティキック、コンヴァージョンキックが見事に外れたり。(Six Nations とはイングランド、スコットランド、アイルランド、ウェールズ、フランス、イタリアのラグビー戦)

選手が滑りながら、そして時には前が見えないのでは?と思われる状況の中でもキャンセルにならないラグビーマッチのすごさを見せつけられます。







今回のストーム・デニスは特に大きいそうで、すでに300か所以上にアンバー・ウォーニング(警報)が出され、南ウェールズではレッド・ウォーニングです。非難した人たちもいます。私のところは少し小雨が降っている程度ですが、ウォーニングが出されている地域の人たちの安全を祈るばかりです。