2/04/2020

ヴィガニュアリー  その4(2020年最終)

ヴィガニュアリーとは「1月(ジャニュアリー)にヴィーガン食生活を試そう」というイベントで、このブログ「ヴィガニュアリー その1、2、3」でお伝えした通りです。

1月も終わり、その結果が昨日届きました。今年のターゲットであった35万人をはるかに超えた40万人が参加したそうです。因みに昨年の参加人数は25万人でした。参加者の中にはミュージシャンや、企業家、タレントや俳優など様々です。そしてヴィーガン食に満足した人たちはヴィガニュアリーが終わってもヴィーガン食生活を続ける人が多いとか。

もはや地球環境を考える時、お肉の消費を減らすことが最大の効果があるという事実は無視できなくなり、多くの人たちをヴィーガンに導いているようです。

このブログで、ヴィガニュアリーのことを取り上げた際は興味を持ってくださった方が多く、私としてはうれしい限りです。

そこで今日はヴィーガンチーズのことをお話しします。

ヴィーガンに徹した食生活を始めることは、私にとっては難しいことではなく全く問題はなかたのですが、ひとつだけ無性に食べたくなるものがありました。それはチーズです。でも、母親から引き離される生まれたばかりの子牛のこと、子供から引き離されて悲しげに泣く母牛のことを考えると、すぐにチーズのことは頭から消えました。

ところが最近、美味しいヴィーガンチーズが簡単に手に入るようになったのです。私の住む町ではコンビニしかありませんので、月に1,2度大きなスーパーに行く際に大量に仕入れてきます。

最近はアプルウッドのスモークチーズに凝っています。今はアズダというスーパーでしか手に入りませんが、いずれは他のスーパーでも買えるようになるでしょう。




興味深いのは、アプルウッドは今まで牛乳から作るチーズのブランドでした。今、ヴィーガン食を作るビジネスはヴィーガンに徹している新しい企業が多いのです。ヴィーガン人口はあきらかに増えている中、早速対策を考えるてそれを実践した企業に拍手です。

下の写真のチーズは、ノリッチのマーケットのイベントの際に購入した手作りチーズです。全てクリームチーズ系ですが、癖になるほど美味しいチーズでした。大豆から作られています。




我が家では欠かせないテスコのチーズ。





次は先日映画を観に行った際にピザ・エクスプレス(ピザの全国チェーン店)で食べたヴィーガンのピザです。ピザはチーズを除けばヴィーガンの人でも食べられるものが多いようです。今までは、チーズ抜きで野菜たっぷりのピザを注文していましたが、やっぱり物足りない。でも今はヴィーガンのメニューからピザが選べるほどになりました。








一年くらい前に買ったヴィーガンの本の男性二人の著者によるヴィーガンクッキングのテレビ番組も始まりました。




今までの料理番組と違って、料理ができないと思っている人でも作れそうで、また大雑把なところが大人気です。

いちいち、分量を細かく計ったりしません。ちゃちゃっとできる。料理番組も変わってきました。もはや「お料理大好き組」を対象にするより「お料理は苦手」と思う人用の番組が人気です。



私の場合、お料理は嫌いではありませんでしたが、どちらかと言えば「さー、料理をするぞー」と構えてするより、冷蔵庫にあるもので作るのが好きな方でした。そして今も同じです。ケーキにしても、いつも材料が手元にあります。つまりほとんどの家庭で日常使われているもので出来るのです。材料は卵、バター、牛乳の代わりに油、酢、重曹を使います。油は体に良い菜種油を使うことが多いです。

昨日作ったレモンドリズル・ケーキ




明後日は友人が遊びに来るので、カネロニを作ろうと思います。彼らたちは40年以上ヴェジタリアンの生活をしていますが、チーズがやめられなくてヴィーガンになれないでいる人たちです。果たして、ヴィーガンチーズを使ったカネロニに対する彼らの評価は如何に?