4/23/2020

緊急事態で獣医へ

家の中と変化はありませんが、いったん外に出れば確実に時間が流れていることを感じます。一週間前満開だった桜も、そろそろ終わりに向っていてマロニエの花が咲きだしました。


一週間前










マロニエの木







ロックダウンの今、毎日の散歩は食料と同じくらい大切なものとなりました。そんな散歩の途中で先日緊急事態が発生。ルビーの足から血が出ています。見るとひとつの爪が完全に取れて、ぶら下がっています。犬を飼っている方は経験があるかもしれませんが、犬の爪は根元の方の神経の部分が折れるとものすごく血が出るのです。

すぐに自宅に戻って獣医に電話しました。答えは「自分で処置してください」とうもの。それは出来ないから、どうか、どうか診てくださいと頼み込んでやっと診てくださることになりました。「建物の中には入らず、駐車場に着いたら電話してください。」と言われた通り駐車場に到着してすぐに電話しました。しばらくして中から看護師さんが出てきましたが、はてどうやってルビーを渡すか?と一瞬考えましたが、向こうは慣れたもの。

ロックダウンの際の決まりは、人と人との間隔を最低2メートル空けるということ。まず私がルビーを看護師の数メートル前まで連れて行きルビーからリードをはずし、私だけ元の場所に戻ります。次に看護師さんがルビーのところに来て、他のリードをルビーにつけます。これで引き渡し完了。ルビーと看護師は建物内に消えていきました。私と看護師との間隔は常に5メートルはありました。本当に慣れたものです。

車内で待つこと20分。そのうちに看護師がルビーを駐車場に連れてきて、同じようにしてルビーを渡してくれました。支払いは帰宅してから電話で完了。

「48時間後に包帯をほどき、その後傷が順調に治らなければ、写真を撮って送ってください。その後のことはその時に考えましょう。」

幸いルビーの傷口は6日経った今はほとんど前回。今日はソックス無しで散歩に行けるようにまでなりました。



こんなに厳しく接触を避けるのは、私が脆弱と判断された主人と暮らしているからです。つまり、コロナに感染した人の中には症状がほとんどない人もいて、そういう人から感染した‛脆弱者’の死亡率が多いからです。皆さん、私が感染しないように最大の努力をしてくださっています。

今日から、オックスフォード大学で、コロナ接種の人体実験が始まりました。安心して町を歩けるには予防接種と治療薬ができることが条件とか。予防接種は通常数年かかると言われていますが、今回は数か月で人体実験が行われることになったようです。もしこれが成功したとしても、一般の人が受けられるようになるのは来年までは無理でしょうね、きっと。