4/04/2020

食料の配達。

ジャスパーがいなくなってルビーとだけの散歩になりましたが、ルビーは、私の歩く速度に合わせてくれるのでひとりで歩いているようなものです。しかも彼女は散歩が好きな方ではなく、できれば24時間誰かと一緒にソファーに座って居眠りをしたい方です。ジャスパーとは正反対。




イギリスのコロナウィールス状況は益々深刻化しています。日増しに感染者、死亡者の数は急激に増えています。「感染したら危険な人」と一緒に暮らしている私も完全自宅待機を決心しました。

そんな中、市から食料が届きました。買い物に行けないひとのためのヘルプです。




この中で私たちが食べられないもの(ミルクの入ったスープ、コーンビーフ、ツナ缶、牛乳など)、また家に在庫がまだ十分ある品物に関してはボランティアの方にお願いしてフードバンクに(スーパーなどに置いてあるフードバンク用の箱に一般の人が食料を寄付し、それを集めて金銭的に困っている人たちに配るチャリティ。日本のフードバンクと少し違うかも?)持っていっていただきました。そうしたら私たちがヴィーガンであることを知ったフードバンクの人が、大量に寄付されたひよこ豆の缶詰めを4缶プレゼントしてくださいました!正に物々交換です。ひよこ豆は我が家の必需品です。感謝。

現在、スーパーは一度に買い物できる人数を制限しているようです。お店の前で待っている人は、隣の人と2メートル間隔をあけて並んでいます。それで、前のように長い列もなくなったようです。またオープン前に、医療機関で働く人、高齢者や障害者のための時間を特別に設けています。

普段でも、忙しくて買い物に行けない人たちはスーパーから配達をしてもらいます。ところがコロナ問題が始まった時からどのスーパーも配達予約はいっぱい。私たちはご近所さんに買い物をお願いしてはいましたが、一回に買える数が制限されてきました。そうなるとお願いすることも遠慮がちになります。野菜や果物の他、小麦粉やバターなどもそろそろなくなってきました。

そんな中、「感染したら危険な人」のリストが国からスーパーに配られ、昨日はまずテスコから連絡がありました。スロット(配達の割り当て)を私たちのために作ったから欲しい品物を予約するようにと。一回につき80品まで、一品につき2~3個まで買ものができます。それで昨日は久しぶりにオンラインで買い物。

その後、セインズブリーから、そしてアズダから連絡がありました。もちろん2軒以上のスーパーに配達をお願いすることはタブーです。

先週の木曜日は、医師、看護師、介護士など病院で働く人たちに拍手を送りました。今週の木曜日は、それに加えスーパーで働くひとたち、宅配便、郵便配達の人たちなど、私たちにとって必要分野で働く全ての人たちに拍手が送られました。感謝したい人たちが沢山います。

自宅に缶詰め状態でいることは精神的につらいことも多くあります。でも時間は十分ありますから、自分に鞭打って普段気が乗らずに放っておいていることをするつもりです。掃除、片付け事・・・・・昨日は、お天気が良かったので、庭に仕事の参考書類を持ち出して整理をしました。引っ越し以来です。




今週末は天気が良いとのこと。必要以外は外出禁止令が出ていますが、心無い人たちが集まってピクニック、田舎にドライブも考えられます。でも今はコロナに打ち勝つために、外出したい気持ちをぐっと我慢することが大切。

退屈を解消するためにマスメディアを通して色々な活動が行われています。今日は、国立劇場で録画されたものが無料で見られることを知りました。イギリス人には欠かせないジョークが知り合いの中で飛び交っています。この危機を乗り越えるには、皆で助け合っていくことが必要とつくずく感じているこの頃です。