ところがイギリス国内でも、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドがそれぞれ発表したルールが違うので複雑です。同じ家族以外でも集うことが可能になった今、境界を越えた途端にルールが変わるのは困ります。でもそこが4つの国から成り立っている連合王国ユナイテッド・キングダムの性ですから仕方ありません。
ロックダウン緩和と言っても、社交距離を守ることが絶対条件です。その距離も国によって違うようですが、イングランドの場合は2メートル。今日から11歳までの小学校がオープンしていますが、学校では机の位置を変えたり、子供たちがお互いに接触しないように色々対策を考えているようです。でも小さな子供たちが常に2メートルの間隔を保つことは正直無理だと思います。
また今日から持病を持ったひとも散歩に出かけられるようになりました。それで主人と一緒に5週間ぶりに散歩に出かけるつもりです。完全にロックダウンの時は私にとってもご近所以外の人と話をするのが唯一の機会でした。散歩の際は知らない人と30分も立ち話しをすることも珍しくなくなりました。また話をしなくても通る人に楽しい気持ちになってほしいと自宅の塀にお人形を置いたり、窓ガラスに自分で描いた絵を飾ったり。「一緒に我慢して、この危機を乗り越えましょう。」という気持ちがあちこちで感じられました。