1/15/2014

ブログの翻訳

いつもながらこの時期になると長い冬眠の後で一気に仕事の問い合わせ、予約が入ってきます。私の場合、ガイドの仕事のみではないので、あまり沢山のことを すると脳みそはパンク寸前です。そういう時は、パソコンをバッチと切って友人からもらった日本のラジオ体操のDVDを見ながら体操します。これがかなり効 くんですよね。何をしても長続きしない私でももう一か月くらい続いています。その後は録画していたテレビドラマを1時間くらい見れば、爆発しそうだった脳 みそもちょっとは作動を開始してくれます。

さて今していることのひとつに先日ご紹介した友人クリスのブログの翻訳があります。友人として「翻訳はまかせておいて!」なんて大きなことを言ってしまっ たのですが、ここにきて早くも行き詰ってしまいました。何故かと言うと、ブログはあくまで日記のようなもので、話しかけるように書くものですよね。それは 正確な情報を書くのが目的ではなく、クリスの場合はコッツウォルズに住み、コッツウォルズを愛する英国人としての目から見たコッツウォルズを紹介するもの です(コッツウォルズ以外の場所、テーマも書いていますが)。彼の人格やユーモアあふれる個性を出しながら翻訳しなければいけません。ところが今まではそ んなことは考えてもいませんでしたので、私の翻訳はこの目的にかなっていないし、また女性的な文章であったことに気が付きました。

特に一番最近のブログは‘アフタヌーンティに関して’のブログなので、訳してみてますます女性のブログになってしまいました。そこで妹に電話してききました。どうやったら男性的に、しかも彼のフレンドリーで魅力あふれる個性が表れるのか?

私:「‘私’というより、‘ボク’にしたほうがいいかな?」
妹:「それは変じゃない?クリスはいくつくらいなの?」
私:「うーん、50歳くらいかな?」
妹:「それだったら‘ボク’はないんじゃない?それと‘どうぞお召し上がりください’というのもおかしいんじゃない?」

おかしなところだらけです。つまり映画の字幕のように正にその人が話しているようにすれば自然なのかもしれません。翻訳を職業にしているひとって大変だ なーとつくづく思います。そんなわけで、今アフタヌーンティに関して、書いては消して、消しては書きながら訳していますが、早くしないとまた次のブログが 始まります。


さて、このアフタヌーンティに関しての記事なのですが、クリスの書いたものが「そうじゃない!私はこう思う!」というところが多くあります。クリスとは長 いお付き合いですので何でも言える仲です。そういえば日本のトークショーの時も「私はxxと思う」「いやそうは思わない。」と言い合ったものでした。だか ら今度のクリスのブログも一読者として反対意見を言ってもいいとクリスが言ってくれましたので、いつかコメントに書こうと思います。特に紅茶にはミルクが 先か紅茶が先かと言うことに関しては彼と随分討論しました。私は‘ミルクが先’組です。‘小指に関すること’でもかなり討論しました。たかが‘小指’とは 言えない! 真ん前で一緒にお茶を飲んでいるひとの小指が立っていると、わたしはどうも気になってしかたないのです。18世紀のお茶の飲み方ではあるよう ですが今はいけません。

写真はヴァージン.アトランティック航空のブログ用に送ったクリス撮影の写真です。コッツウォルズのローワースローターに行けば川の所でいつも一人で座っている名物鳥です。