4/11/2014

ビールの配達は馬車で

一泊どまりで3名のご家族をブライトンにご案内しました。
帰りはLewes(ルイス)やRye(ライ)を周りロンドンへ。ルイスの町はアンティークショッピングのために立ち寄ったのですが、ここで思いがけない光景に出くわしました。

間違って入ってしまったところは1790年から家族経営のジョン.ハーヴィーのビールの醸造所。ところがそこに突然現れたのがビールの樽を積んだ馬車で す。まるでヴィクトリア時代にタイムスリップしたように‘カツ、カツ’と歩く馬の蹄の音に一瞬自分の目を疑ったくらいです。

話を聞けば毎週火曜にルイス中のパブにここから馬車でビールが届けられるとか。そしてその馬車に乗っていた犬。かなりお年のように見えましたが、きっと何 年もこうしてビールの配達にお付き合いしているのでしょう。まるで「ここは僕の席」とでもいいたそうに、ちゃんとおさまっていました。ここでは特に凝った 人のためのツアーもあるようですが、時には3年待たなければならないとか。

その後、お客様はこのビールをパブで飲まれました。一口目の感想は「ウン、うまい!」。ビールが全く飲めない私はお客様の言葉に頼るしかないのですが、最近地元のビールを求めて日本から英国にいらっしゃる方も増えたように思います。