5/14/2015

田舎暮らしの予行演習

「来年田舎に引っ越す決心をしたの。すごく楽しみでもあるけれど、田舎に住んだことのない私が60歳半ばに近付いてからの田舎暮らしはちょっと心配」と、南のケント州に住む友人に話したところ、「きっと気に入ると思うけど、よかったら予行演習にきてみない? 私の田舎暮らしを見せてあげる」と言ってくれました。


ロンドンから列車で45分くらい南にいったところに住む友人と駅で待ち合わせ、まず向かったのは市民農園。彼女は野菜からベリーなど沢山育てています。市民農園とはallotmentと言って、庭を持っていない人、または庭の大きさが十分でない人が市から低料金で土地を借りて植物を育てている場所の事です。







 
 
 
彼女の家の庭で種から育てられた苗は、少し大きくなるとalltomentoに移し替えられます。
 
 
 
 
 
 
 
 
allotmentで汗を流した後で向かうのはもちろん村のパブです。
 
 
 
 
 
 


パブの近くにはもちろん教会が。起源はサクソン時代に遡ると言われる古い教会です。
 
 
 




田舎暮らしで私が楽しみにしていることのひとつがウォーキング。パブリック.フットパスのサインがあちこちにあります。
 
 





 
 
丘を登って....
 
 
 
 
 
 
 
 
歩き疲れたら村郵便局の中にあるティーショップでお茶を....
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
メニューを見たらなんとアフタヌーンティが10ポンド!!!ロンドンの高級ホテルの5分の1以下ではないですか!「要予約」だそうです。
 
 
 
 
 
お天気もよく、ハッピーな一日でした。この日は田舎暮らしの素敵なところばかりつまみ食いした気がします。実際に住んでみると色々問題もあることでしょう。まだどこに住むかは決めていません。主人曰く「田舎に暮らしたいのは事実だが、誰も会いにきてくれないようなところは淋しいからせめてロンドンに簡単に行けるところがいい。」
 
それなら田舎ではないでしょう!後一年のうちに考えなければいけないことが山ほどありそうです。でもこの日、予行演習に誘ってくれた友人が「しばらくは私が行って、田舎暮らしの手伝いをしてあげる」と言ってくれたので、その心配も徐々に小さくなってきています。