今日は2度涙を流しました。
ひとつはマーマレードにチリを入れすぎて涙。今年は色んなマーマレードに挑戦。中でもチリを入れたものが美味しくて数回作りました。ところが今日作ったものは完全にチリの入れすぎ。でも捨てませんでしたよ。他のプレインのマーマレードと混ぜて、もう一度煮直して美味しいのが出来上がりました。
手前がチリマーマレード。
もう一つの涙は映画です。先日「ラ.ラ.ランド」を見てあまりに良い映画だったので、話題作をもう一本見ました。それは英語では「Lion」というタイトルです。日本名は「25年目のただいま」です。
この映画にまたまた感動してしまいました。それは「A Long Way Home」という本をもとにした実話です。
ちょっとだけ内容を言いますと、話はインドの小さな村に始まります。兄の仕事に付いて駅まで来た5歳の少年が帰って来ない兄を探し、停車していた列車に乗ってしまいます。降りる間もなく少年を乗せた列車は出発してしまい、数日後には言葉も違うカルカッタに来てしまいます。
少年はカルカッタでは路上生活をしたり危ない目に遭ったりと色々な経験をした後で、ついには孤児院で暮らし始めます。最終的にはそこからオーストラリアに住む夫婦の里子になるのですが、20年以上経った時に、どうしてもインドの母親や兄を探し当てたいと思うようになります。そして記憶をたどりながら遂に母親を見つけ、再会するという話です。
里親役のニコール.キッドマンの演技はいつもながら感心しますが、主人公のサルー役の子が素晴らしかったです。そして大きくなったサルーを演じるデヴ.パテルも。 (上の写真)
最後に実の本人とその母親、里親が登場します(下の写真)。もうそれはそれは涙でした。25年前に、何故兄は駅で彼を待つサルーのところに戻らなかったのか? 何故オーストラリアの里親はインドからサルーを引き取ったのか? 何故本当の母親を見つける努力をしていることをサルーは里親の母に内緒にしていたのか? 何故それは結局は隠す必要のないことだったのか?などこの映画にはさまざまな人生、人の考え方や気持ちの違いが表されています。とても美しい映画でした。
本当のサルーと彼を引き取った里親。
人の心の広さ、優しさは無限であることをおしえてくれます。
人の心の広さ、優しさは無限であることをおしえてくれます。
サルーと実の母
今日は涙、涙の一日でした。