3/06/2015

ラグビー ~ ワールドカップに向けて。

私の所属するブルーバッジギルド協会、日本語ガイド協会、ドライバーガイド協会では、仕事の少ない11月から4月にかけてさまざまな勉強会、ミーティングを行います。

数日前は日本語ガイド協会のスタディ担当の役員がトゥィッケナムにあるラグビースタジアムの見学を企画してくれました。今年9月18日から10月31日におこなわれるラグビー.ワールドカップのファイナル戦がおこなわれるスタジアムです。2019年は日本がホストカントリーになりますので、日本でもラグビーファンが増えることでしょう。

まずはトゥィッケナムの駅を降りると途端に目に入るプラットフォームの看板。一気にラグビーの世界に引き込まれてしまいました。




駅からバスで5分ほどでスタジアムに着きます
 


 
 
 
実は私、ラグビーに関して知っていることと言えば「サッカーと違ってボールを持って走ってもいい。」ということと、「選手の太ももの周囲の長さは松田聖子のウェストと同じくらい」ということ。(私と同年代の同僚におしえてもらいました!)
 
 
でも実際にピッチの観客席に座って、ガイドの説明を聞いているうちに「いつか観戦したい」という気持ちになりました。フットボールと違って、観客は敵、味方が一緒に座りますし、マッチ終了後もみんな同じ出口から出るそうで、喧嘩もしません。フットボールと違って随分紳士的な雰囲気に思えます。(フットボールファンには耳の痛い話ですね。)
 
 
選手になったつもりで。観客の声援を想像しながらピッチに出ます。
 
 
 
 
 
もとはといえば1907年に小さな野菜畑から始まったこのスタジアムは今では82000人を収容できる世界最大のラグビースタジアムになりました。(並んでいる飛行機のようなものは、上からランプを当てて草の成長を促すものです)
 
 
 
 
 
25000点のコレクションをもつミュージアムもあります。2003年にイングランドはオーストラリアに勝って優勝しましたが、延長戦でジョニー.ウィルキンソンが勝利を決めた時のボールも展示されています。北半球のチームでは初めての優勝ということで、あの時は国中が盛り上がりました。
 
 
 
 
 
 
 
ラグビーの発祥は名門校であるラグビー校で、サッカーの試合で学生がボールを持ったまま走りだしたことに始まります。またよくスポーツで使われる‘キャップ(帽子)’とは国際試合に出場するともらえるもので、回数が多いベテラン選手は30とか40のキャップを持っているようです。ラグビーのみならず他のスポーツでもこの‘キャップ’と言う言葉が使われますが、これは昔まだユニフォームというものが存在しなかった時に敵、味方を区別するために試合中に被ったことに始まります。その習慣がラグビー校でも取り入れられ、今では他のスポーツでも使われるようになったそうです。
 
因みにイングランドチームが着るユニフォームが白いのは「汚れたシャツを洗う際は沸騰させた」ということで色が落ちないように白にしたのがきっかけとか。こうして「ウーム、なるほどー」ということがいっぱい出てきます。
 
 
 
 
 
スタジアム見学の後は近所に住む同僚のMBさんがトゥィッケナムの町を案内してくれました。観光ではまず訪れない地域ですが、お天気も良く素晴らしい案内で皆でのんびりと散歩を楽しみました。
 
 
 
 
紅茶で有名なトワイニング(一代目)が住んだ家です(その後改築を繰り返すが、日時計があることからダイアル.ハウスと呼ばれる。その日時計には1726という年代が記されている)。
 
 
 
 
そしてイギリスを代表する画家のひとりであるターナーの家も。
 
 
 
 
みなさんにも機会があったら是非参加していただきたいウォーキングツアーでした。
(個人でガイドを雇うこともできますので、興味のある方は日本語ガイド協会のウェブサイトをご覧ださい。 www.jrtga.com)
 
ロンドンでも有名観光地ばかりではなく、こういった住宅街を含む他の部分も歩けばもっとイギリスという国に深く触れることができると思います。
 
 
3月31日に帰国します。まずは大阪で3日間トークをさせていただきます。
4月3日4日はS Styleのサロンです。「イギリス文化に関してのトークを」とのご希望で歴史、習慣、マナー、イギリスの旅で知っておけば便利な英語などをお話しします。
 
 
 
5日はナショナル.トラストでのトークです。
 
 
 
その後函館で3人姉妹の「皆合わせて176歳」のトークを企画しています。以前から3人とも興味のあった函館の活性化に向けて、出来る行動を興すための第一歩です。
詳細は未定ですが決まったらお知らせします。
 
多くの方にご参加いただければうれしいです。