2/03/2019

どちらもメアリーが主人公。

最近は、時間があれば映画館通いで、1週間に1~2本の割で見ています。

先日は「メリーポピンズ」と「ふたりの女王メアリーとエリザベス」を見ました。

オリジナルの「メリーポピンズ」は1964年にディズニーが制作し、大ヒットしたミュージカル映画です。私には、特に懐かしい映画です。昔弟と一緒に母に連れられて見に行った記憶がありますし、また自分の子供たちが小さかった頃は「オズの魔法使い」と並んで彼らのお気に入りのビデオでしたので、私も何度も(時々毎日?)見ました。ジュリー・アンドリュースの美しい声と共に、映画の中の歌は永久ですね。




そして今回の新しいヴァージョン。




最初の映画から50年以上 が経ったなんて。今回の映画はメリー・ポピンズがナニーとしてお世話したマイケルとジェインが成長した時の話です。(左はディック・ヴァン・ダイク)




 新しい映画は問題を抱えたマイケルの3人の子のためにメリー・ポピンズが再びやってくるストーリー。








メリー役のエミリー・ブラントも良かったですし、最後に昔出演したディック・ヴァン・ダイクが出てきて「ワーッ!」です。(一気に自分も年を取った現実に引き戻されましたが、それでもクライマックスの一コマです)






「ふたりの女王メアリーとエリザベス」の方は、はオリジナルのタイトルは「Mary Queen of Scots スコットランドの女王メアリー」です。内容はメアリーが主なので、見た方は??と思うかもしれません。歴史に忠実に基づいているようですが、ちょっと違う? 映画ですからなるべくドラマチックに仕上げようとしたのも仕方ないですね。




スコットランドの歴史はイングランドとの闘い、苦味合いの連続です。スコットランド民謡にしても歴史が感じられますし、私もツアーでご案内する際は受け継がれた王座を守ろうと必死に生きたボニー・プリンス・チャーリーとメアリー女王の話をします。










この映画は二人の女王の関係をうまく表しています。実際は二人は一度も出会ったことがなく、最後にエリザベスが(イングランドの女王 1558~1601)いやいやながらメアリーの処刑にサインをすることになってメアリーの一生は終わります。でも映画では二人の出会いがしばらくカーテンを通しての会話になっていて、観る人にふたりが「対面するかどうか?」気をもませる場面も。そして結局この対面がメアリーの処刑につながるひとつの理由になったとして描かれています。

両方とも、良い映画でした。

さて先日降った雪は交通に支障をきたして大変でした。いつも思うことは、イギリスは冬に弱いということ。対策としては、雪が降るという予報後に高速道路で塩を撒くことくらいです。数年に一回、しかも数日間だけとは言え、北海道生まれの私はこの国の雪時の混乱を見ながら、いつも「こんなにしょちゅう問題になるのなら、何故もっとちゃんと対策をたてないの?」と思ってしまいます。私の住んでいる辺りはせいぜい10センチほどの積雪でした。そんな時は、家で大人しくしています。

今日は雪も溶けたので、ずっと見たかった「ボヘミアン・ラプソディ」を見に行こうと思います。映画館では60歳以上はかなり安くなるので、大変助かっています!