6/14/2019

思い出の地、スカイ島

両親と一緒にスカイ島を訪れてから15年くらい経ちました。毎朝、朝食前に海岸を散歩しながらその景色にすっかり魅了されたようでした。

日本でも「スカイボート・ソング」でご存知の方もいらっしゃるでしょう。スコットランド民謡は日本の方々にも人気ですね。

名誉革命で追放されたジェイムズ2世の孫にあたるボニープリンス・チャーリーが再び王座を取り返すためにグレンフィナンに上陸し、スチュアート家を支持する氏族を集めてイングランドに攻め込みます。ロンドンまであと少しのところで一旦スコットランドに引き上げますが反対にイングランド軍に追われる形になり、最後にスコットランド北のカローデンでイングランド軍に大敗します。

そしてフランスに向かう際に、フローラ・マクドナルドという女性に助けられてスカイ島にわたるのですが、その時の歌が「スカイボート・ソング」です。

ここには仕事でその後4,5回訪れていますが、いつ行っても自然の美しさに感動します。

ここから本格的にウィスキーの旅が始まります。まずはウィスキーの試飲と、最初のウィスキーのお買い物。



スコットランドを始めて訪れた時から思っていました。「ここは雲が低い位置にある!」手を伸ばせばすくえそうな雲です。そして夜が短い。まるで白夜。朝は5時前に太陽が昇り始め、夜は11時近くまで明るいのです。

この写真は21時15分。



ホテルの前は海。実はこの日のランチは海岸に面した魚介専門の市場のようなところ。この旅は「自然とウィスキーの旅」とお話ししましたが、お客様の大切なご希望がもうひとつありました。それは「食」です。スコットランドは魚介類が有名なところです。私は魚介類はいただかないので、ランチ持参で行くことにしました。早朝は曇り空でしたが、途中の景色を楽しみながらホテルから歩いて3分のスーパーへ。






ウォーキングも楽しみました。まずは平らな道を延々と歩き、妖精の泉(The Fairy Pools)へ。





 ここは防水の靴が必要です。橋のない川を2本渡るのですが、そのうち一本は踏み石もなく、私の夏用のスニーカーはベチョベチョに。






 やっと泉に到着。



 妖精の峡谷(Fairy Glen)では小さな丘に登りますが、きつかった!きついと言っても、登るのが大変なのではなく、私のお尻がつっかえてとても狭い隙間を通ることができないのです。「コツがあるんですよ。」とお客様に教えていただき、ひぱっていただいてやっと頂上に立つことができました。





上からの景色。



言葉を忘れてしまうように美しいウイグ(Uig)。



スカイ島で一番大きな町ポートリー(Portree)の町。




 エルゴールは急な坂を下りたところにある小さな村。






ホテルの猫にお別れして、次はフェリーでメインランドに向いました。