地球の温暖化は、否定する人もいます。「天災は単に偶然の出来事で、温暖化や環境破壊とは関係ない」と。でも環境破壊は近年着実に人間の手によって行われています(熱帯雨林の伐採や空気、地上、海の汚染・・・・)。温暖化が関わっていると信じない人でも、環境破壊が行われていることは確実なのですから、それを止めるよう努力するのが人としての義務ですよね。
先日は国連のサミットが行われる直前に、スウェーデンの15歳の女の子グレタ・サンバーグに共感した人々が(多くが若者)世界185か国で一斉にプロテストを実行しました。イギリスでも日本でも。
ヴィーガニズム(動物を搾取することなく生きること)のトレンドがここ数年急激に増えている理由にも、単に動物愛護、健康だけではなく将来益々環境破壊が激しくなることを心配する人たちが多くなっていることが挙げられます。
例えばプラスチック。プラスチックは燃やせば有害ガスを発生し、土に埋めても何百年も分解されることなく残り、海に流された多くのプラスチック製品は、魚介類、鳥たちが飲み込んだり、絡まったりして犠牲になっています。
先日、お客様を4泊のツアーにご案内ました。たったの5日間の間に、この国でのプラスチックに対する活動を多く目にしました。
まずは、ベイクウェルのアンティークショップで買い物をした際にいただいた袋。植物からできています。
ラッドロウでは町全体でプラスチックを締め出そうと呼びかけていました。プラスチックは思いがけない物にも使われています。例えば歯磨き粉などに使われ、肉眼でも見える粒子もプラスチックで作られているものが多いとか。
ナショナルトラスト所有の館の売店では特にプラスチック関係の書物のコーナーがありました。
プラスチック・フリーの社会も徐々に現実的になってきていることは、将来に向けてちょっとずつ希望の光が見えかかっているように感じます。